エンジニアが考える仕事としてのブロックチェーンとその楽しさ

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業界で活躍する方にお話を伺い、ブロックチェーン・暗号資産業界に関わる人々の姿をお届けするインタビュー。

今回はSTO(Security Token Offering)プラットフォームを提供する、Securitize Japan(セキュリタイズ・ジャパン)株式会社 リードエンジニアの田中 昭博氏にお話を伺いました。同氏がエンジニア目線で考えるブロックチェーンの魅力とSecuritize Japanで働く意義を語っていただきます。

田中 昭博(たなか あきひろ)氏
Securitize Japan株式会社 リードエンジニア

新卒でアクセンチュア株式会社に入社後、SIやWEB/モバイルアプリの開発/リードを担当。
2014年にMt.GOXで全て失ったことからブロックチェーンに目覚め、ビットコインで売買できるオークションサイトや地下アイドル向けエンタメDAppsなどを手がけた。

2019年より株式会社BUIDLにてブロックチェーン分析ツールの開発やPoC(概念実証)におけるスマートコントラクトを利用したアプリケーションの開発/リードを担当。2019年末にBUIDLがSecuritizeに買収されたため、2020年からは同社のSTOプラットフォームの開発に従事している。

ビットコインとの出会い

2013年後半、たまたま関連ニュースを見つけたことで、ビットコインの存在を知りました。ビットコインの非中央集権や自律的に運用する仕組みなどの特徴を知り、「こんなものがあるのか!」と衝撃を受けたことを覚えています。そこからブロックチェーンについて詳しく調べるようになり、どんどん興味が沸いていったんです。

当時は業界で働くことは考えておらず情報だけ追っていました。有名な大石哲之氏や東晃慈氏も参加していたようなビットコイン関連のイベントに参加し、界隈の人々と対話しながら情報収集していましたね。

ブロックチェーンの世界観とその魅力

パブリックブロックチェーンは、誰でも自由に物を作ることができて、それが勝手に動いて勝手に繋がっていくという世界観が面白いと思うんです。直近のDeFi(分散型金融)周りの動きを見ていてもそうですが、新しいサービスができて、それをベースにまた別のサービスができて、それぞれをつなぐサービスができるといった流れがありますよね。

そして、秘密鍵を使ってアクセスし、自分自身の資産として管理することができます。エンジニアとしての目線で、そういった物を作ったり使ったりすることが興味深いと感じています。

ブロックチェーンエンジニアになる決意

ビットコインについて知っていくうちに、これで何かサービスを作ってみたいという思いが強まっていきました。そこで、早速自分でビットコインで売買ができるオークションサイトを開発してみたんです。しかし当時はビットコインを使う人などおらず、作っただけで終わったという状態になってしまいましたが(笑)。

2017年に仮想通貨バブルが訪れ、街中でビットコインの文字を見かけた時は衝撃的でしたね。ブロックチェーンがようやく日の目を見始め、実際のサービスに使える時期になってきたのだと感じました。ブロックチェーン業界でエンジニアとしてやっていこうと心に決めたのはこの時です。

1社目のブロックチェーン企業ではDApps開発に従事

早速、仕事としてブロックチェーンに携わるべく、ブロックチェーンベンチャーへ転職しました。入社した企業では、インディーズアイドル向けのDAppsを作っていました。

大きく二つの機能があり、一つはアイドルが動画配信を行い、ファンがERC-20トークンで投げ銭をするライブシアター機能。もう一つは、アイドルがERC-721トークンでカードを発行し、そのカードを買った人にはアプリ上で直筆サインをつけたショートムービーといった特典が付与される機能です。

ブロックチェーン業界での転職

残念ながら、その会社は解散してしまいましたが、まだまだブロックチェーン業界で仕事をしたいと思っていました。前職の会社に入社した理由もそうだったのですが、私自身ブロックチェーンでサービスを作りたいという思いが強く、それが実現できる企業を探していたところBUIDL(ビドル)に出会ったんです。

2019年当時は創業したばかりのBUIDLでしたが、ちょうどSHIEDL(シードル)という暗号資産のアンチマネーロンダリングツールを作ろうというアイディアが出てきていたところで、ブロックチェーンに関連したサービスを作ろうとしている部分に惹かれました。また、リサーチャーとして加入したカナゴールド氏をはじめ面白い人物が多く、メンバーとも気が合いそうだと感じ入社を決意しました。

Securitize Japanでの仕事

田中 昭博(たなか あきひろ)氏
Securitize Japan株式会社 リードエンジニア
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その後2020年にBUIDLは米Securitizeの完全子会社となり、現在のSecuritize Japanとなりました。現在私はSecuritize Japanのエンジニアとして、二つの業務を中心に行っています。

一つは日本国内のクライアント向けのシステム開発です。一例をあげると、昨年は株式会社LIFULLと協業し不動産STOプラットフォームを開発しました。

もう一つは、Securitizeのプラットフォームの機能開発です。Securitize Japanは米Securitizeの子会社なので、日本の開発チームは主に日本バージョンへの翻訳だけやっているのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際は日本の開発チームも本社や他国の拠点の開発チームと同列で、一緒になってコア機能の開発に取り組んでいます。

Securitize Japanでエンジニアとして働く魅力とは?

Securitizeが提供するSTOプロダクトは、認知度・ユーザー数ともに世界トップクラスだと自負しています。自分たちが作ったものをグローバルに広く提供していけるというのは魅力的ですね。

また、SecuritizeはSTOの会社だから、パブリックなタイプのブロックチェーン開発はあまりイメージがないかもしれませんが、実はそうでもありません。

もちろん、金融機関向けの開発では中央集権的なプライベートタイプのものも作ることが多いですが、グローバルの案件ではDEXとの連携などDeFi関連の開発も行っています。

金融機関向けのかっちりした開発とグローバルで最新のブロックチェーントレンドに乗っ取った開発の両方を経験できることは、エンジニアとしての知見拡大に繋がっています。

ブロックチェーンの楽しさと大変さ

私が考えるブロックチェーンの魅力の一つが、サービスのソースコードが読めることがあるという部分です。普通のサービスであれば面白いものが出てきても、その裏側がどうなっているかはわかりません。しかし、オープンソースで開発しているブロックチェーンの場合はソースコードが公開されているので、内容を見ることができます。実際のサービスの裏側を知るということは、学びとしても大きいですよね。

次々と新しいものが出てくるのがブロックチェーンの楽しさですが、それが同時に大変さもあります。情報量が多すぎるのでどの情報を追っていくのか、どこまでやるのか、自分で線引きするのが難しいのです。大変さと楽しさは紙一重ですね。

職場としてのSecuritize Japan

田中 昭博(たなか あきひろ)氏
Securitize Japan株式会社 リードエンジニア
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ベンチャー企業というと、みんなでワイワイとやっていくようなイメージがあると思うのですが、Securitizeはそれとはちょっと違った雰囲気だと感じています。

同じ目的に向かってそれぞれが自律的に動いているイメージでしょうか。それぞれが自分で考えて動き、必要な時は助け合う関係は『ちょっと大人なベンチャー』と言えるかもしれません。

また、前述の通り海外の開発メンバーと一緒に仕事をする機会があります。グローバルのエース達が揃う中、優秀なエンジニアと共に行う開発は非常に勉強になりますね。

海外メンバーとのやりとりは英語です。流暢に話せる必要はありませんが、チャットでの英語のやりとりは必要になるので、ある程度の英語力は求められます。

Securitize Japanが求めるエンジニア

Securitize Japanでは、新しいことを楽しめるエンジニアと一緒に働きたいと思っています。

ご経験が技術的にマッチしていて、現時点でブロックチェーンに詳しくなくても、興味を持って積極的にキャッチアップしていける方からのご応募をお待ちしています。

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