Web3初体験のユーザーを巻き込め!MZ Cryptosが挑む新たな世界

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飯盛 美季(いさかり みき)氏
FX会社での業務を通じて暗号資産・ブロックチェーンに興味を持ち、株式会社ディーカレット(現:Amber Japan株式会社)へ入社。デジタル通貨事業グループ マネージャーとして従事する。その後、現職の株式会社MZ Cryptos(以下、MZ Cryptos)へ参画。

MZ Cryptosとは?

Web3領域に特化したMZ Web3ファンド

MZ Web3ファンドはWeb3やメタバース領域に特化したファンドで、国内外のプロジェクトに対して出資を行っています。投資総額は100億円で、国内ではトップレベルの規模です。国内の投資ファンドやVC(ベンチャーキャピタル)だと、日本円やその他の法定通貨での出資が基本だと思うのですが、MZ Web3ファンドでは法定通貨に加えてトークンやNFTでの出資も行っています。

MZ Web3ファンドでは公式ホームページで出資を希望するWeb3プロジェクトを募集しています。大変ありがたいことに、2022年5月にスタートして通算で数百件の応募をいただきました。

ホームページでの募集のみならず、自ら国内外へ良いプロジェクトを探しにいくソーシングも行っています。

投資においても求められるスピード感

MZ Web3ファンドでは面談から出資まで、最短10日ほどで実施しており、このスピード感が1つの武器となっています。

日本では驚くような話ですが、シリコンバレーのファンドやVCの中には、24時間で出資するというところもあったりします。本当にいいプロジェクトにはすぐにお金が集まり、投資をしたくてもできない状況なのです。

誰もがWeb3を楽しめる「MZ CLUB」

飯盛氏インタビュー写真

MZ CLUBではブロックチェーンゲームのギルドを運営しています。初心者をサポートしたり、ユーザー同士で情報交換を行うコミュニティのようなものですね。

MZ CLUBにはWeb3を知らない人のために門戸を開き、Web3のメリットを享受してもらうという目的があります。2022年6月にスタートしたのですが、ユーザーはすでに3万人とWeb3のゲームギルドでは国内トップの規模です。

Web3をより多くの方と共有したい

MZ CLUBと他のWeb3ゲームギルドとの大きな違いは、今までWeb3に関わったことがない、Web3を知らなかった人たちがたくさん参加してくれているということです。

これまでWeb3に関心がなかった層を取り込む鍵は、マスユーザーへのプロモーションにあります。Twitter等のSNSを通じで多くの方にリーチをすることができた結果、興味を持っていただくことができました。

Web3やブロックチェーンについて初心者の方も多いですが、ギスギスした感じはなく、穏やかで参加しやすい雰囲気も特徴の一つです。今までWeb3を知らなかった人がどんどん入って来て、それをみんなが優しく見守っている、そんな空気感が醸成されています。

MZ Cryptosが目指すものとは?

飯盛氏インタビュー写真2

MZ CryptosではMZ Web3ファンドとMZ CLUBという2つの事業で、次のようなことをやっていきたいと考えています。MZ Web3ファンドでは良いプロジェクトに対して投資を行っていきます。そしてMZ CLUBを通じて今までWeb3に縁のなかった人々を巻き込みながら、そのプロジェクトを日本のマーケットに浸透させていきます。投資先のバリューアップをしつつユーザーにもメリットがある、みんながハッピーになれるという実績を積み上げていきたいのです。

2022年5月にファンドを立ち上げ、私たちが最初に出資したのがOpenBloxというプロジェクトです。日本にも展開しているイギリスベースのゲーミングプラットフォームで、RunBloxというゲームを提供しています。RunBloxは歩いたり走ったりすることで報酬を得る、Move to Earn※1のゲームですね。こちらは面談から1週間で出資を決定しました。

※1Move to Earn(ムーブトゥアーン)
運動したり移動したりすることで報酬を得る仕組み。前述のSTEPNに代表されるように、身体を動かすことで暗号資産の報酬が得られるゲームやアプリなどが注目を集めている。

Web3の楽しさを全ての人へ

出資後、MZ CLUBユーザーへ300足限定のシューズNFTを無料配布するイベントを実施しました。届いた応募は約7000件、この界隈での応募数としてはかなりの件数です。

このイベントを機に、初めて自分でウォレットを作りWeb3の世界へ足を踏み入れたというユーザーが多く見られました。中には60代の方もいらっしゃいましたよ。操作に不慣れな方はMZ CLUBの中でサポートしながらやっていき、ユーザーの方々が純粋にそのプロセスを楽しんでいる姿が印象的でしたね。まさにMZ CLUBの運営意義を感じられた瞬間でもありました。

RunBloxの日本での知名度も上がっていき、日本のユーザーがゲーム内でトップになったこともありました。出資先のバリューアップもしつつ、ユーザーにも楽しんでもらうという我々の目的が実践できたキャンペーンだったと思います。

MZ Cryptosから感じた可能性

MZ Cryptosが立ち上がる際、前職である株式会社ディーカレット(現:Amber Japan株式会社)での上司が関連会社であるARIGATOBANKの代表をしており、彼から声をかけてもらいました。

当時は他にお声かけいただいた企業もあり、引き続き前職で働くことも含めて複数の選択肢がある状態でした。1年後どこにいるのが1番面白いだろうか?と自分の中で想像した時、感覚的にMZ Cryptosだ!と思ったんです。世の中への影響力を活かしてこの業界で面白いことができるのではないかと考え入社を決意しました。

現在の仕事内容

MZ Web3ファンド側の仕事として、投資先のソーシングと協調投資できそうな他のVCを主に海外で探す業務を行っています。そうして出会ったプロジェクトの投資後のフォローやVCとのリレーションマネージメント、その他のオペレーションなども私の担当です。

MZ CLUBに関しては全体の運営、企画の立案・実行から細かいオペレーションに至るまで結構なんでもやっていますね。

一回り成長させてくれた海外出張

飯盛氏インタビュー写真3

先日、新たな投資先のソーシングとすでに投資しているOpenBloxのフォローアップのため、イギリスのロンドンへ出張へ行ってきました。OpenBloxのメンバーと直接顔を合わせて今後の施策について話し合うこともできました。

ちょうどロンドンに滞在している時に、ポルトガルのリスボンで大きなブロックチェーン関連のイベントが開催中でした。そのイベントにVCが多く集まるということを耳にし、急遽航空チケットを取って参加することを決めたのです。VCが集まるイベントに行ってかなりの人数の方々とお話しさせていただきました。

海外から見た日本のマーケット

慣れない状況で大変なことも多かったのですが、それでも思い切って行ってよかったと感じています。

今回ロンドンとリスボンで多くの方とお話する中で、日本市場参入への「壁」を目の当たりにしました。日本に興味のあるプロジェクトはたくさんあるのですが、どうやってエントリーしたらいいかわからない、規制が厳しいから入りづらいといった悩みを抱えているのです。

私たちには、MZ CLUBや周辺エコシステムを活用し日本のマスユーザーに向けてプロモーションやマーケティング活動ができるという強みがあります。

無名で日本に入って来て、ゼロからスタートしていくのは非常に厳しいものです。MZ Web3ファンドが投資すると、資金面だけではなくマーケティングも手伝うことができます。我々の強みを活かして彼らを強力にサポートできると感じました。

社員から見たMZ Cryptos

MZ Cryptosで働く最大の魅力は、裁量が大きく自由なところでしょうか。必要な報告を行うのは当然ですが、メンバーはみんな自主性があり、能動的に動く人たちの集まりです。言われてやる仕事はほとんどありません。メンバーそれぞれ立場は違えどフラットで、言いたいことを言いながらやっているといった雰囲気です。

もちろん実績を残すことが前提ですが、企画事も通りやすいです。今回の海外出張についても自ら提案していくことができました。

また、MZ Cryptos自体は小さな組織ですが、グループ会社が多数あるため横のつながりを活用しやすい環境です。関連会社でNFTやブロックチェーン関連の企画の相談に乗ることもありますね。

モチベーションが高く、能動的に探究心を持って物事に取り組んでいける方、目まぐるしく変化するマーケットの動きについていけるスピード感を持った方にはぴったりの職場だと思います。

仕事で壁にぶつかった時は…

MZ Cryptosに参画してから、ファンドやゲームギルドといった今までの自分のキャリアで経験したことのない業務に取り組んできました。それに加えて海外とのやり取りが多く気後れしてしまい、落ち込むこともありました。

それでも前に進み続けられているのは、私自身好奇心が旺盛でもっとこの業界でできることがあるという思いが強いからかもしれませんね。壁を越えていかなければ、先へ進むことはできません。

世界は日々動いていて、新しい技術やプロダクトが次々と生み出されています。それを見つけるためにもっと多くの人に会いたいと思っています。そして良いプロジェクトを日本に連れてきて、バリューアップの手伝いをしたいのです。その想いがモチベーションになっています。

頑張っている人を応援するのが好きなので、出資プロジェクトのフォローもとてもやりがいを感じています。結果として、暗号資産・ブロックチェーン業界を盛り上げて行ければいいですね。

外から眺めるのか、内側に入って突き抜けるか

飯盛氏インタビュー写真4

ただ外から見ているのと実際に業界に入って内側から見る世界は全然違います。特に私はVC側にいるので、Web3の中でも領域を絞らず全体を見るため余計にそう感じるかもしれません。しかもそれを最前線で追っていくのが最高にエキサイティングなんです。

常に新しいものが生まれ変化が起き続けている中で、さまざまなプロジェクトと関わっていくのは刺激的ですね。先週当たり前だったことが今週は違うということは、この業界ではよくあります。世の中自体もそうですが、Web3業界はものすごい速さで動いています。型にとらわれず、状況や時代の変化に合わせてその都度ベストなものをチョイスしていきたいです。

Web3業界はまだ黎明期で、やる気と探究心さえあればその分野で突き抜けられる可能性は十分にあると思います。女性がまだまだ少ない分野でもあるので、女性の活躍にも期待したいですね。向上心旺盛な方、野心的な方はぜひ飛び込んできてください。

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