2021年2月6日(土)に日本最大級の業界特化型転職イベント「ブロックチェーン企業オンライン転職フェア」が開催されました。
オンラインで行われた企業スピーチを、要約してレポートします。
平野 淳也 氏
株式会社HashHub 代表取締役CEO
HashHub共同創業者兼CEO。 起業家。服飾事業を売却、2013年にビットコインに関心を持ち、ブロックチェーン業界に。自身で運営するメディアやコミュニティでのレポート配信、企業へのアドバイザリーなどを経てHashHubを共同創業し、2019年にCEOに就任。
ブロックチェーン = 繋がり、協力するための技術
株式会社HashHubは暗号資産とブロックチェーンを専業にしている会社で、2018年に設立されました。ミッションとしては「We Build Choice(選択肢をつくる)」を掲げています。ビットコインはここ10年で生まれた法定通貨ではない、新しい金融資産です。私たちはこういったブロックチェーンの選択肢をもっと使いやすくしたい、より新しい選択肢をつくり出していきたいという想いで事業をしています。
ブロックチェーンは繋がり、協力するための技術です。ビットコインの場合は、不特定多数のノードがつながり合ってマネーネットワークを形成しています。
他の例を挙げると、Decentralized Autonomous Organization(分散自律組織) という概念があります。そこではスマートコントラクトが収益を稼ぎ、その収益をエコシステムに貢献する開発者や資金提供者などに分配するシステムが株式会社ではない形態で成り立っています。
不特定多数の人間が協力し合い、アプリケーションを改善し続けるというようなことをやっています。これも繋がって協力する技術であるブロックチェーンによって可能にしている一つの事象です。
また、企業によるブロックチェーンの商用利用も挙げられます。ブロックチェーンによる分散型台帳を共有し、情報のやりとりをシームレスにしようとしています。このことによって、A社とB社が契約の押印をしたという事実をC社にスムーズに伝えることができ、効率化を図ることができます。このように、繋がり合って協力するための技術としてブロックチェーンは使われています。
ブロックチェーンはこれから数年から10年程度で様々な商活動や金融システムに利用されはじめ、さらにその先には商活動や金融システムより重いもの、例えば個人の主権や民主主義、国家間がデータを共有できるデジタルインフラなどにもなりえるポテンシャルがあると思っています。繋がって協力するための新しいデジタルは今までなかった新しい公共です。
HashHub が手がける事業とは?
私たちはリサーチ/コンサルティングと金融事業という2つのセグメントに分かれて事業をしています。リサーチ/コンサルティングには暗号資産業界に特化した情報サービスHashHub Researchがあります。この業界に関わる事業者や経営者、投資家の方向けに月額1万円の専門媒体を作っています。このサービスの法人版でいくつかの機能を追加したものがHashHub Businessです。 こちらは多くの法人様にご利用いただいており、「リサーチだけではなく、コンサルティングもお願いできないか?」という声から生まれたのがコンサルティングと開発支援事業です。
もう1つの金融事業というセグメントには、HashHub Lendingと自己勘定投資部門という2つの部門があります。HashHub Leadingは一般向けの金融サービスの第一弾です。ビットコインなどの暗号資産を貸し出すだけで増やせるサービスで、暗号資産貸し出し年率は国内最高水準になっています。
これからの主力の事業はこれらの金融事業になってくると思います。その他にもパブリックブロックチェーンと金融をテーマに事業をつくっていきたいと考えています。
未来を見据える会社の創業メンバーに
我々HashHubが経営戦略上で大切にしていることは参入角度を大事にすること、10、20年先の未来で大きく勝つこと、挑戦の土台を確実に維持することの3点です。今後、ブロックチェーンは国家に関わる重要なサービスになると考えているので、長期的な経営戦略を大切にしています。
今、HashHubに入るべき理由としては創業メンバーとして事業に携わることができる、新規事業への投資を始める面白い時期を経験できる、新しいパラダイムシフトに賭ける覚悟をもった組織の一員として働くことができるといった利点が挙げられます。そういった背景をもって各ポジションを募集しています。
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