NFT成功者が見たブームの舞台裏、Play-to-Earnゲームの次に来るものは?

2021年6月10-11日に開催された「Non-Fungible Tokyo2021」DAY2のセッション“NFT経済圏大爆発の舞台裏 backstage of NFT ecosystem evolution”をレポートします。

Skirmantas Januskas(スキルマンタス・ヤヌスカス)氏
Co-Founder and CEO at DappRadar.com

DappRadar.comの共同創業者および最高責任者。
2017年後半にDappsの世界に入り、DappRadarの共同創設者であるDragos Dunika氏と共に2018年初頭にリトアニア・カウナスにてDappRadarのサービスを開始。

Gabby Dizon(ギャビー・ディゾン)氏
Co-Founder of Yield Guild Games

プレイして稼ぐゲームギルド「Yield Guild Games(YGG)」の共同創業者。2018年からNFTに関り、Altitude Gamesの共同創業者でもあり、Blockchain Game Allianceの創立メンバーでもある。

Steve Lee(スティーブ・リー)氏
Asia Head & Investment Director at BlockTower Capital

ニューヨークの暗号資産ヘッジファンドである BlockTowerに勤務。3年前に投資チームに加わり、一次的マーケットと二次的マーケットおよび両方の機会を調査している。以前は、ポートフォリオマネジャーとトレーダーとして東京とシンガポールのゴールドマンサックスで8年間勤務。

自己紹介

スティーブ氏:BlockTower Capitalのスティーブです。BlockTowerはニューヨークとマイアミを拠点にしている、クリプト投資ファンドです。今日は親友であるYield Guild Games(YGG)のギャビーとDappRadarのスキルマンタスとのセッションをモデレートできて大変嬉しく思っています。まず、ギャビーとスキルマンタスには、どのような仕事をしているのか、自己紹介をしてもらいたいと思います。

ギャビー氏:私はYGGことYield Guild Gamesの共同創業者です。YGGはPlay-to-Earnゲームのギルドです。NFTやリソースを使って稼ぐことのできる様々なゲームプロジェクトのNFTに投資し、それらのNFTを私たちのプレイヤーコミュニティに貸しています。プレイヤーはNFTを借りてゲームでプレイして、暗号資産(仮想通貨)やトークンの形でゲームから収益を得ます。

現在、最もアクティブなゲームはAxie Infinity(以下、Axie)です。1,000人以上のAxie奨学生と呼ばれるプレイヤーがいて、ゲームをすることで毎月3~500ドルを稼いでいます。また、Axie以外にもThe Sandbox、League of Kingdoms、Illuvium、Star Atlasなど、たくさんのゲームに投資をしています。

スキルマンタス氏:私はDappRadarのCEO兼創業者です。3年以上前にDappRadarを設立しました。ご存じの通り、DappRadarはDappsストアを運営しています。アプリストアの進化系と考えているので、Dappsストアと呼んでいます。

アプリストアは将来、現在使っているものとは大きく違ってくると考えています。将来のアプリストアでは、新しいアプリを探すだけでなくそれ以上のことができます。これからのDapps(分散型アプリケーション)とブロックチェーンのコンセプトは「Play-to-Earn」「投資」「自分の資産の管理」が重要なポイントになるからです。そのため、Dappsストアでは、Dappsを選んで使うだけでなく、統計情報を見て、ポートフォリオを確認することになると思います。DappsストアではDappsを試して、ゲームのエコノミクスを理解するというサイクルで、将来的にはこれがPlay-to-Earnとなります。これはさらなる進化を遂げていくでしょう。

NFTの進化~アートがNFTのメインストリームに~


Steve Lee氏

スティーブ氏:今日の話はNFTが現在の姿になるまで、どのように進化してきたのかを理解するのに非常に役立つと思います。最初の質問として、NFTはどう進化してきたのか、そしてこの数年間どういったことがあったのか、お二人の意見を聞かせてください。

ギャビー氏:私は2018年頃からNFT分野に取り組んできました。この分野は信じられないほどのペースで、様々な方向に進化してきました。初期の有名なプロジェクトの多くはコレクタブルで、その次がゲーミング、それからアートが来ました。そして、アートとゲームがNFTの普及に、まずは大きく貢献すると考えられていました。

私自身も含めて、多くの人にとってアートがメインストリームに一番早く到達して、Beeple(Michael Winkelmann氏)などのアーティストが世界中からの注目を集めたのは驚きでした。ゲームの世界だけでは人を呼ぶことはできず、そのためには機能やユーティリティを持つことが長期的には重要です。ゲームで多くの人を呼ぶには、もう少し時間と実績が必要になると思っています。

アートでは、見たものを手に入れることができ、人々は高額での売買に関心を持つので、アートのほうが多くの人にとっては簡単に参入できます。

スキルマンタス氏:私が補足できるのは、人間にとってのデータの観点です。NFTには現在様々なプロトコルとカテゴリがあります。プロトコルについて話すと、1年前はNFTに関しては多くの人はイーサリアムしか知りませんでした。現在では、WAX、Flow、BSC、PolygonなどがNFTで活用されていて、これは面白い発展です。なぜなら、イーサリアムで実現できるNFTは高価、かつセキュアだからです。

しかし、例えばWAXでは1セントでNFTを発行できますが、これは他のチェーンでは実現できません。また、より重要なのは分野で、ギャビーが言ったようにアートやゲームなどは今では有名ですが、5年後にはヘルス、エネルギーセクター、不動産がNFTに参入してくるでしょう。その時代に向けて、正しく状況を理解し、そのための正しいツールを持ち、これらのエコシステムがNFTを活用できるようにしないといけません。

ブロックチェーンゲームの最初期

スティーブ氏: BlockTowerは2018年からNFT分野に取り組んできました。2018年のNFTステージをカテゴライズすると、最初期はNFTをゲームに活用するというプロジェクトばかりでした。2018年、2019年は本当にたくさんのゲームプロジェクトを見てきました。

ただ、そういったプロジェクトのメンバーの大半はゲームをしない人やただただ賢いだけのテック系の人材で、ゲームにチャンスがあると考えて構築しようとする人ばかりでした。そのため、BlockTowerに持ち込まれるプロジェクトの話の多くは、コンテンツやゲームとしての面白さについてではなく、技術やスケーリングソリューション、自社のブロックチェーンテクノロジーのスピードについてばかりでした。ですから、2018年、2019年にブロックチェーンゲームは普及しなかったのだと思います。

第二段階として、伝統的なゲーム業界の人や有名ゲームのUI/UXデザイン経験者が参入するようになり、ゲームプロジェクトのクオリティはだいぶ良くなりました。2019年にブロックチェーンゲームのクオリティは良くなりましたが、スケーリングやゲームとして面白い部分、特にゲーマーがやりこむ要素が少ないなどの課題がありました。2020年になるとDeFi(分散型金融)ブームの恩恵がNFT業界にも波及し、まずコレクタブルとアートにブームが行き、そのおかげでNFT分野に対する注目が高まりました。

現在のNFT業界のステージでは、コレクタブルに対するバブルが起きています。もちろん実際に投資のためにコレクタブルを買う人もいますが、NFTではバブルが発生していて、大半の人は短期的なスパンで値上がりすること、つまり投機のためにNFTを買っています。マーケットが少し加熱しすぎた面もあるので、NFT分野の開発者などにとっては、ここから次にどこへ向かうべきかを考える良いタイミングだと思います。

ギャビー氏:補足しておきたいこととしては、良いゲームを作るには時間がかかるということです。2018~2019年頃にNFTをローンチしたプロジェクト、例えばAxieでさえ人気が出たのはつい最近のことです。それらのプロジェクトやNFTは、ローンチしてからある程度の期間が経っていますが、開発には何年もかかり、ようやくその結果が出てきているところです。

スキルマンタス氏:NFTゲームが誕生した3年前、つまり2017~2018年頃に、「3年後に10万ユーザー以上のゲームが誕生している」と言っても笑われたでしょう。このことからもわかる通り、進化のポテンシャルを過小評価してはいけません。3年後にこの業界がどうなっているか、その力強い進化を予想するのは非常に難しいことです。

スティーブ氏:私も皆さんの意見に完全に同意します。ゲームのNFTはより広いメタバースといろいろな関わりを持っていると思っていて、この分野にも多くの人が関心を持っています。確かに、メタバースはある種のバズワードです。私は、ゲーム系のプロジェクトはゲームNFTをより幅広い普及のフェイズに導くパイオニアになると思っています。

NFTはバブルなのか?

スティーブ氏:次の質問は、現在のNFT分野についてです。この数ヵ月はNFT分野、特にアートとコレクタブルでバブルが起きています。クリプト業界外の多くの友人たちはニュースの見出ししか見ておらず、取引高の増加や5倍、10倍といった価格の上昇や50%の価格下落などにしか関心がなく、NFTはバブルで、みんな訳もわからずアートを買っているのではないかと思っています。NFTの現在の大流行のせいで、NFTに対して興味を持っている人と懐疑的な人の2種類しかいません。

お二人から見て、NFTはバブルなのか、バブルでないならば、なぜそう思うのかを教えてください。

ギャビー氏:この数ヵ月、特に価格に関しては、NFTはバブルだったと思います。私にとって本当に興味深かったのは、NFTがついに1つの壁を乗り越えて、実際のカルチャーになったことです。これは重要なことで、クリプトに関しては、基本はテクノロジーなので、一部の人にとっては近寄りがたいものです。つまり、クリプト、特にNFTがカルチャーとなったことで、NFTはクールで、ブロックチェーン上には新しくて面白いアプリケーションがあることを知った新しい人たちがこの業界に参入しているのです。

ソーシャルトークンとNFTで現在起きているイノベーションを見ると、これらは暗号資産のオリジナルのユースケースである価値の保存や通貨とは関係がないものです。これらの多くはコミュニティの成長やその他のこれまでは思いつきもしなかったような、いろいろなケースに使われています。私は、こういった進歩は非常に面白いと思っています。

また、あらゆる新しいテクノロジーにおいては、価格が急激に上下するのは避けられないと思っています。特に、ここ数ヵ月、人々はちょっと興奮しすぎて、投資しすぎたため、現在価格は少し落ち着き始めていると思います。ただ、基本的にこういう値動きは避けられないものだと思っています。

スキルマンタス氏:NFTは人間に例えるとまだまだ幼児期だと思っています。そのため、今の数千万ドルでのセールや取引高の大半は投機によるものだと思います。ここ3ヵ月間は確かに急速に成長しましたが、ただ先月(2021年5月)などは大半のNFTプロジェクトの取引高が20~30%下落しました。こういった中でも、Axieは先月だけで取引高が3倍に成長しました。

このような急速な成長が実現できたのは、UXのおかげだと思っています。AxieがRoninサイドチェーンに移行したことでガス代(取引手数料)が不要となり、全て無料でできるため自由に売買ができます。これこそがオープンエコノミーです。Steamのコミュニティマーケットのように、制限なしで、世界中でトレードができます。これから進歩していくプロジェクトの多くもこのようになって欲しいと思っています。なぜなら、これこそが実現すべきことだからです。

FortniteやCounter-Strike:Global Offensive(CS:GO)のゲームプレイヤーはゲーム内で使用するスキンなどのデジタル資産に課金しますが、実質的にお金を燃やすようなものです(ゲーム内で自分だけしか使用できないため)。しかし、それらをブロックチェーンに持ってきたら、ゲームで5年間遊んでから自分のデジタル資産を売却したら、奨学金さえ返済できてしまうかもしれません。これが未来の姿です。

NFTを体験できるおすすめゲーム


Skirmantas Januskas氏

スティーブ氏:お二人とも、今のNFT分野に個人投資家はアクセスしにくいという話でしたが、NFTに興味を持っている個人投資家に、アートやコレクタブル以外で、NFTを理解したり体験したりするのにお勧めなものはありますか?

ギャビー氏:YGGでは奨学金プログラムの取り組みがあります。これはPlay-to-Earn用のレンディングプログラムです。プレイヤーがプレイしてゲームで勝つと、例えばAxieでは、SLPというトークンを獲得できて、これをイーサリアムにして、それをまた法定通貨にすることができます。

多くのプレイヤーはフィリピンの最低賃金以上を稼ぐことができるので、このプログラムはユーザーの成長に大きな役割を果たしています。私たちのギルドに参加して、ゲームをプレイしたいというユーザーが毎週何千人もいます。

これは、クリプト業界でお金からお金を生むのではなく、自分のスキルと時間で稼ぐことができる初めてのチャンスなので非常に面白いプラットフォームです。そして、実際に世界中の多くの人の生活を豊かにしています。本当に画期的なことですが、まだまだ初期段階だと思っています。メタバースや仮想世界が完全に構築されて、自分が興味を持てる仕事を通じて暗号資産を稼げるようになる未来が楽しみです。

スキルマンタス氏:私たちはNFTのオンボーディング(教育・育成)ではなく、NFTを購入する時、どこで、何を買えば良いのか、また買ったあとどうすればいいのかという問題を解決しようとしていますが、DeFi、NFTやUniswap V3、ゲームNFTなどが、その答えとなるかもしれません。また、ポートフォリオの確認や持っているNFTをどう活用するのかは大きな問題です。そのNFTで実際に何ができるのかを理解できるようにすることで、私たちはNFTコミュニティとエコシステムに貢献しようとしています。

CryptoPunks(クリプトパンク)の場合はNFTエスクローに入れて、報酬を得ることができます。Axieの場合は、奨学金プログラムのためにプレイヤーにNFTを貸して、リターンを得られます。こういったことを知るためにはコミュニケーションが必要です。みんなコミュニティの構築をしていて、これ自体は素晴らしいことですが、誰かがこの情報提供の役割を担う必要があります。これが非常に重要なので、私たちはこの部分をカバーしようとしています。

NFTのネクストステージはどんな世界がやってくるのか

スティーブ氏:ギャビーとYGGは、コミュニティの構築で素晴らしい働きをしています。また、DappRadarはNFT分野における最高のデータプロバイダーで、多くの人がそのデータを利用したり分析に使ったりしています。

これまでいろいろな可能性について話してきましたが、NFTの次のステージはどうなるのか、これからの6ヵ月でNFT業界はどこにフォーカスするのか、そしてここからどのようなNFTの分野を進化させていくのでしょうか?

私がNFTで個人的に興味があって楽しみにしているのは、現実世界の資産がNFTにある程度統合されるステージに行くかもしれないということです。

ギャビー氏:私が楽しみにしているのは様々な資産、プロジェクト、仮想世界間における意味のあるインターオペラビリティ(相互運用性)です。2018年頃からずっとインターオペラビリティについて話はありましたが、多くのゲームやプロジェクトは自社のゲーム、プロジェクトが生き残ることにフォーカスしていたので、意味のあるインターオペラビリティはこれまでのところは実現していません。しかし、現在ではユニバーサルアバターのThe SandboxとDecentralandの両方で使えるコレクタブル、違う仮想世界で鑑賞できるデジタルアートが登場しています。

私は、シームレスなインターオペラビリティが実現して、様々な違う仮想世界に自分の資産を移して、活用できるようになって欲しいと思っています。

スキルマンタス氏:2018年の最初期のクリプトカンファレンスでは、クリプトゲームなどの話をする時、映画「レディ・プレイヤー1」が公開された年だったのでホットトピックでした。映画の内容が暗号資産×VRについてよく表現されていて、この2つの相性は非常に良いことがわかります。

すでに、Play-to-Earnは現実になっているので、あとはVRに移行するだけです。もちろん、スケーラビリティの問題などはありますが、これまで話してきたように、3年前に10万人のデイリーアクティブユーザーのいるゲームが誕生することを予想するのは不可能でした。ですから、次の3年の進歩も全く予想できません。

トッププレイヤーが目指すNFT次の一手


Gabby Dizon氏

スティーブ氏:次は皆さんのプロジェクトに関しての質問です。今は何にフォーカスして、プロジェクトで何に一番リソースを割いているのか、どういった需要に対応しようとしているのか教えてください。

ギャビー氏:Axie奨学金には非常に需要があります。現在、Axieをプレイし始めたいと思っている人の数は、ウェイトリストだけでも1,000人を超えています。このプログラムを始めた昨年(2020年)の11月から今年の5月まで、つまり7ヵ月で奨学生は0から1,000ユーザーになりました。1,000ユーザーから2,000ユーザーになったのはもっと早く、3週間ほどで達成していて、プログラムの成長は加速しています。

クリプトがYGGを通じて、Axieをプレイし始めた人たちの人生を変えているのを見るのは非常に素晴らしいことです。SLPを稼いで、フィアット(法定通貨)にすることで、美味しいものを食べたり、借金を返したり、さらには車や家を買ったりする人まで出てきています。基本的な需要を満たしたら、彼らは投資家になって、別の暗号資産やイーサリアム、LANDなどのその他の種類のNFTを買います。こういった暗号資産の普及によって、大きな規模で人々の生活を豊かにしている様子を見られるのは素晴らしいことです。こういった変化をできる限り早く実現しようとしています。

スティーブ氏:視聴者の皆さんはギャビーの20分ほどのドキュメンタリー(PLAY-TO-EARN | NFT Gaming in the Philippines)をぜひご覧ください。これを見ることで今ギャビーが話してくれたことをより現実的に考えられます。ギャビー、視聴者の中にはYGGや奨学金プログラムの仕組みが分からない人もいるかもしれないので、できる限り簡単に紹介してもらえますか。

ギャビー氏:YGGは私たちのDiscordサーバーから始まったゲームコミュニティです。そこで私たちのコミュニティは様々なゲームをプレイしていて、20種類以上のPlay-to-Earnゲームのコミュニティがあります。その中でも、特にフォーカスしているゲームがあり、それらのゲームには奨学金やレンディングプログラムを提供しています。プレイヤーは私たちのアカウントからAxieのNFTを借ります。YGGは何千ものAxieのNFTを持っているので、それらを貸しています。プレイヤーはYGGのアカウント1つでプレイし、SLPを稼ぎ始めます。コミュニティマネージャーはプレイヤーにゲームの仕方の教育を行ったり、サポートをしたりします。

プレイヤーが十分なSLPを稼いだら、YGGのスマートコントラクト(契約の自動化)を使って、SLPを自動で分配します。奨学生は70%、コミュニティマネージャーは20%、そしてYGGが10%を受け取ります。これが奨学金プログラムの仕組みです。プレイヤーは先行投資ゼロでゲームをプレイし始めることができるので、非常に有名になっていて、多くの問い合わせを受けています。

スキルマンタス氏:私たちはデータの正確性と信頼性の確保に力を入れています。これを実現するためにも、ユーザーに情報を提供し、理解を得ることが重要です。例えば、ユーザーがYGGを知るきっかけを作ったり、Axieに興味を持っていたら奨学金の情報を提供したりするなど、そのユーザーがどこで何をできるのかわかるようにすることが重要です。

繰り返しになりますが、Dapps業界の人は構築することに集中していて、情報を積極的に広めることができていません。そこで、私たちはブログで投資方法や仕組み、Dappsの使い方の情報を提供しています。また、ユーザー同士がやりとりできるようにしています。Dappsの性質上、何にでも、どこにでも統合できるので、ユーザーに何がどこにあるのか情報を提供することが重要です。今、こういったことに取り組んでいて、近日中に新しい発表ができることを楽しみにしています

スティーブ氏:DappRadarは大量の包括的なデータを持っていますが、NFTの観点で言うとDappRadarのWebサイトから得られる有益な情報のTOP5はなんですか?

スキルマンタス氏:現在だと、NFTコレクション、NFTマーケットプレイス、取引高、トレーダー数、セール数などがメインです。ただ今後、もっと多くのデータを取れるようにするので、楽しみにしていてください。

スティーブ氏:DappRadarを見ると、どのDappsが、ユーザー、取引高の観点で人気なのか、さらにそれぞれのDappsをゲーム、DeFiなどカテゴリ毎に分析することもできます。そのため、ユーザーはNFTだけでなく俯瞰的なデータと、NFTの中の特定分野のデータのどちらも見ることができます。

進化を続けるNFTはあらゆるものに可能性

スティーブ氏:私はセッションの最後にはいつもお願いしているのですが、NFT、もしくはクリプトに参入するべきかを考えている人の多くはお二人に注目しているでしょう。ですから、そういった人たちが正しい判断をするためのアドバイス、もしくはコメントをお願いします。

ギャビー氏:NFTに懐疑的な多くの人は、NFTには実際のユースケースや、真の価値がないと思っています。そういった人には、私たちのPlay-to-Earnドキュメンタリーをぜひ視聴して、NFTが現実世界をどう変えているのかを知って欲しいと思います。それによって、NFT以外では稼ぐ機会がない人たちがどれだけの価値を生み出しているのかを理解して欲しいと思います。

スキルマンタス氏:NFTができることとできないことにフォーカスすべきです。NFTができることとしては、いろいろな事例が考えられます。

1つのシンプルな例としては、コンサートチケット、イベントチケットには大きなブラックマーケットがあります。コンサートなどの会場に行って、そこでチケットを買いたくても、きちんとしたチケットを買おうとしているのかわかりません。もしかしたら、使用済みだったり、ただの紙切れだったりするかもしれません。NFTはそういった問題を解決できます。イベントチケットNFTによって、自分が正しいチケットを買おうとしていることを確認できます。これはユースケースの1つにすぎず、何千ものユースケースが考えられます。

スティーブ氏:視聴者の皆さんはぜひ、ギャビーもしくはYGGを通じて、コミュニティ主導のゲーム分野に参加してみてください。Axieが今は有名ですが、他にもいろいろなプロジェクトと協力していますので、もっといろいろなチャンスがあるでしょう。また、DappRadarのWebサイトに行って、いろいろなデータ分析を見てください。自分で数字を見ることが重要です。ヘッドラインはあくまで目立つ数字を切り抜いているだけですので、自分でデータを見て、正しい投資や構築の判断をしてください。

このセッションを通じて、NFTが昨年(2020年)突然生まれたのではなく、これまで進化し続けてきて、そこには2017年頃から取り組んできた様々な人たちがいることを、そしてNFTの現在とNFTの次のステージについて、視聴者の皆さんにご理解頂けたら嬉しいです。

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