新進気鋭NFTアーティストが語る、NFTアート最前線

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2021年6月10-11日に開催された「Non-Fungible Tokyo2021」DAY1のセッション “新進気鋭NFTアーティスト トークセッション Fresh Crypto Artist talk session”をレポートします。

NY(えぬわい)氏
アーティスト
大手出版ベンチャーにて、組織管理、アニメ、TVCMのディレクターを担当。現在は、長年続けてきたアート活動に専念。自社制作会社も経営中。2010年より“動く墨絵”を制作。表現の為、”墨”と独自開発した”アプリ”とアニメの技術を生かした”3DCG”を使用。一時的な存在である“動画”に“物”としての恒久的な存在価値を与える、新しい価値の創造に挑戦してきた。今、挑戦しているNFTアート作品は、”目に見えないもの”を表現したものであり、”常にそこにある”ということを意識した作品。これからは、このNFTアートと開発したアプリケーションとの連携で、”オンライン”と”リアル”両方の世界を掛け合わせた、独自の表現方法を目指す。

浅田 真理 (あさだ まり) 氏
アーティスト marimosphere / MiraCreative CEO
ミクロコスモスからマクロコスモス、抽象から具象まで、時空と現象を表現の源泉とし、意識と環境に投影されたコミュニケーション体験としてのアートを創出し、人々の潜在意識に光をもたらすことを追求している。自身もクリプトアーティストとして活動しながら、日本のクリプトアーティストコミュニティ”NFT & CRYPTO ART JAPAN”も運営している。VJとして、MUTEK.JP×文化庁メディア芸術祭、DOMMUNE、J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA、FUJIROCK FESTIVALなど様々なフェスに出演し、ライブパフォーマンスや映像空間演出を手がける。海外では、ポルトガルのBOOM FESTIVALでのVJ、ドイツのイエナで開催されたFulldome FestivalではフルドームVJとして出演。US AustinのSXSWではインタラクティブフルドーム映像展示、演出も行った。

TOUNNE(とぅんぬ)氏
XR アニメーション作家
TOUNNEというピンクのクマでバーチャルワールドに出没するXRアニメーション作家。
人やキャラクターの魂の形を自身の手書きアニメーションを用いて、デジタルワールドで再構築していく。

高 長徳(こう ちゃんど)  氏
株式会社スマートアプリ 代表取締役社長/ nanakusaプロデューサー
GMOメディアやYahoo! JAPANでコンテンツプラットフォーム事業、ドリコムやモブキャストでゲームプラットフォーム事業の立ち上げやプロデューサーを歴任。2018年よりスマートアプリにて、GO!WALLETの立ち上げとGO BASEプラットフォーム事業を展開。2020年10月、NFT発行・販売アプリ「NFTトレカ」をリリース。2021年4月、国内初のNFT発行・販売・二次流通プラットフォーム「nanakusa」をリリース。

活躍するNFTアーティストの今

TOUNNE氏登壇写真

高氏:こんにちは。初めまして。

オープニングトークが終わり、Non-Fungible Tokyo 2021、1発目のセッションを預かりました、スマートアプリの高と申します。よろしくお願いします。

今回のセッションは、弊社が運営しているNFTマーケットプレイス「nanakusa」というアート系のマーケットプレイスがありますが、nanakusaの公認アーティストとして活動されているアーティスト3名をお迎えして、様々なNFTアートに関するお話をさせていただきたいと思っております。よろしくお願いします。

本日のトークテーマは、「新進気鋭NFTアーティスト トークセッション」ということで、いくつかお話させていただきたいと思います。

早速、自己紹介からしていただきたいと思います。

一番奥のTOUNNEさんからお願いいたします。

TOUNNE氏:XRアニメーションアーティストのTOUNNEです。普段はバーチャル空間でピンクの熊の姿で活動していますが、本日は物理アバターで来ました。

nanakusaにも作品をアップしていますが、だいたい「Tilt Brush」というVR空間上に直接絵が描けるツールを使って、作品を作っています。

静止画では分かりづらいと思いますが、実際はVR空間をカメラワークを使って移動した3D空間の映像作品となっています。

TOUNNE氏事業説明資料

3人組のバレエアートユニットPOiNTさんとコラボレーションをしている「POiNT TEA PARTY」という作品もありますが、こちらもTilt Brush作品ですが、この中のアバターや生き物などを全部自分で作り上げました。作品は、POiNTさんが今後出される新曲をどういうものにするかといった投票権が付いた興味深いNFTになっています。

高氏:いわゆるDAO NFTというものですね。

TOUNNE氏:はい、DAO(自律分散型組織)を使った作品になっています。

高氏:今回、スクリーンショットでご紹介いただいてますが、実際は動画のアートということでよろしいですか?

TOUNNE氏:大丈夫です。

高氏:分かりました。皆さんも、もしお時間あれば、ぜひともnanakusaでTOUNNEさんの作品をご覧になっていただければと思います。

次は浅田さん、よろしくお願いします。

浅田氏:浅田真理、marimosphereという名前で活動しております。私はビジュアルアーティストとクリプトアーティストを名乗っておりますが、元々VJといわれるDJやミュージシャンやダンサーなどのパフォーマンスの方とクラブで、即興的に映像を出していくような表現をしてきました。

marimosphere事業説明資料

会場のスライドは静止画として見えていますが、これらもほとんどが動画です。右側のものはオーディオビジュアル作品で、galcidさんというモジュラーシンセサイザーアーティストの音源と、オーディオビジュアル的に音に反応するような形で映像を作っている作品です。

それから、ジェネラティブアートといって、コンピューターのプログラムで書き出し、生成するようなアートで、風景のような、私はどこかの惑星の風景と言っていますが、見たことのないような、でもどこか懐かしいような、そういった感覚になる作品を作っています。

高氏:浅田さんの作品は、音楽に合わせてどんどん出来上がっていくような絵になっていて、とても幻想的なので、ぜひご覧になっていただければと思います。ありがとうございます。

最後にNYさんお願いします。

NY氏:NYと申します。よろしくお願いします。

10年ほど前から動く墨絵といって、ずっと額縁の中でエンドレスに動く絵を墨とCGで作っています。

元々は、海外展示や百貨店などで販売していました。そのうち、中の作品に対する権利の保証、確証というものに対して疑問をもつようになり、クリプトアート・NFTによって、これがクリアできる状況であると知り、今年から参入させていただきました。

クリプトアートとして販売しているものはnanakusaさんにて、(壇上にて紹介している)一番左にある白いものを販売させていただいております。

NY氏事業説明資料

高氏:ありがとうございます。作品は、実際の墨の絵を一度キャプチャーして、そこからデジタルアートに組み替えているのですか?

NY氏:はい、墨で描いたものをキャプチャーして、CGと混ぜています。

高氏:とても斬新的なスタイルの絵なので、こちらもぜひ皆さんに見ていただいて、実際のアートを楽しんでいただければと思います。

クリプトアート活動をはじめて変わったアートへの意識

NY氏登壇写真

高氏:では最初のトークテーマに入らせていただきます。

今年盛り上がりを見せているクリプトアートですが、皆さんがクリプトアート活動を始めたことで、始める前と比べて変化があったと思いますが、NFTアートのブームも含めて、現在の活動のモチベーションや周囲のコミュニティの変化などを伺えますか。

TOUNNEさんから、お願いします。

TOUNNE氏:私は、日常的にTwitterやInstagramなどのSNS上に、デジタルの絵やアニメーションをアップしていますが、NFTにすることによって、そういった作品に一点物の価値が付き、アート作品として見られる機会が増えたと感じています。

自分の周りでは、デジタル系やCGデザイナーの人が興味を持ってくれています。それから、Tilt Brushをやっている人の中にNFTに興味を持った人が増えて、恐らく、せきぐちあいみさんのNFT作品の最初のオークションが皆さんの心に響いたのでしょうか「自分たちもやるぞ!」という熱意をひしひしと感じています。

高氏:たしかに、皆さん、せきぐちあいみさんには、すごく刺激を受けましたよね。

TOUNNE氏:それから、今まで作家として、他の作家やアーティストとコラボはしてきませんでしたが、NFTを通じてコラボしやすくなったことが、一番良いと感じている点です。

一度コラボしてみると、やはり楽しくて、どんどんコラボしていきたいという欲も出てきます。

高氏:まさにNFTだから、元々リアルのアートでもコラボできますけど、POiNTさんとのコラボアートなどは、アートとしても、とても美しい作品になっているので、これは今までデジタルアートがやっていなかった特徴的な活動の1つかと思います。

では浅田さん、お願いします。

浅田氏:私は以前から、VJのような表現スタイルの活動をしてきましたが、VJのイベントで、音と一緒に映像を出したり、それが発展してプロジェクションマッピングやVRコンテンツなどを作っていました。

主にイベントやファッションショーなど、演出のお仕事や表現ですね。

POiNTさんのVJも、何年も前からご一緒させていただいて、VJによる表現も多かったのですが、新型コロナウイルス感染症の影響でイベントがなくなり、プロジェクションマッピングやVJも完全にできなくなって、オンライン配信が多くなりました。

そのような状況の中で、イベントのDX(デジタルトランスフォーメーション)などを考えていました。

そうしているうちに、突然NFTの話がきたのです。

ブロックチェーン自体、2017年ぐらいから触り始めて、演者さんと組んでいろいろなハッカソンに出たり、たくさん賞をいただいたりして、PoC(概念実証)なんかもやっていたんですね。

その頃、NFTを触っていて、可能性は感じていましたが、今年になって急にこんなにブームが来るとは思っていなかったので驚きました。

Clubhouseなどでいろいろな方と繋がる中で、コミュニティを形成しているアーティストさんがいて、日本だけではなく、世界中にこんなにも素晴らしいアーティストがたくさんいたのかと驚かされます。今は、そのアーティストコミュニティを形成する活動もしています。

高氏:実際に、Discordでもアーティストのコミュニティを作っていますよね。とても良い活動だと思います。

浅田氏:ありがとうございます。

高氏:モチベーションが上がるように、ぜひとも、もっと増やしていく活動を続けていただけたらと思います。

ありがとうございます。

NYさんは、いかがでしょうか。

NY氏:私は結構変わりました。

リアルで展示をして、リアルでお客さんと会ってアートを販売していくのは基本だと思いますが、クリプトをやるにあたって、SNSでまずは人と繋がり、そこから話の流れの中で作品を販売して、それを購入していただいたり、オンライン上で、nanakusaさんで販売しているものを購入していただいたりしていました。

作品をお金に換えるというアプローチがまったく変わったのがショッキングでした。

とにかく、マネタイズのスピードが速いということに感動しています。それが、今後の作品性にも影響してくるのではないかという予感があります。

先ほどの話にもありましたが、実際に、プログラマブルな作品などが出てきていますので、NFTならではの作品というものが、これからはいろいろと出てくるのではないかと思いつつ、自分もその変化についていかなければいけないと思っております。

高氏:nanakusaでもNYさんは比較的早くに販売し、購入されていますね。

NY氏:そうですね。ありがとうございます。

高氏:皆さん、前向きなコメントで、実際に活動に変化があったということで、本当に良かったと思っております。

NFTアートの未来像

高氏登壇写真

高氏:次のテーマです。

NFTアートのブームの中で、アートの価値というものが変わりつつありますが、このブームは、今後更に過熱したり、落ち着いたりというようなことを繰り返していくと思います。

その中でアーティストの方々から見て、NFTアートの着地点というか、どんな世界ができていると良いかなど、何かありますか。

こちらも、TOUNNEさんからお願いします。

TOUNNE氏:NFTが流行って、私は、デジタルアートの新しい市場ができたらいいなと思っています。

今はまだ少ないと思いますが、デジタルアーティストが増えて、ユーザーが増えることで、熱量が保たれて、コミュニティがどんどん進化し、デジタルアートでも売れるという市場がしっかりできていけば良いと思います。

高氏:それは、今世界的にも「アート×NFT」のブームがあって、国内でもようやくこういった活動の中ですごく認知されてきて、つい先日も、民放テレビの普通の報道番組でも取り上げられるほど注目されているので、今後は一般化していくのではないかと期待しております。ぜひとも、皆さん、活動を続けていただきたいと思います。

続けて浅田さん、お願いします。

浅田氏:NFTがブームになりはじめて、アートに初めて触れましたという方がけっこう多いんですね。

世界中でアートに触れ、こんなにもアートとは何かを考える時代がくるのは、もしかして初めてではないでしょうか。

NFTをきっかけに、アートがどんどん進化していく可能性があると思っています。

私は、アートは人間らしい営みだと思っています。古代のアルタミラ洞窟の壁画や、ネイティブアメリカンのイマジネーションを絵にして伝えるというのは、コミュニケーション手段だったのではないかと思っていて、そのコミュニケーションのアートというものを考えています。

ですから、空間に投映する映像もコミュニケーションとして考えていて、今後もっとアートが発展していけば「共創」、今までの競って争う「競争」ではなく、本当に共に創る「共創」というのが増えてきて、TOUNNEさんも言っていましたが、もっと豊かにみんなでコラボレーションして、クリエイティブな世界を創っていく。そういう世の中に、NFTをきっかけに、アートがなっていくと良いと思っています。

高氏:コミュニケーションっていいですね。確かに、その視点で見ることができるのはいいですね。

私自身、これまであまりアートに対する知見がなかったのですが、今ではすっかりNFTコレクター的な活動をし始めています。少し前に、武田双雲さんの絵を買ってしまいましたが、あれもやはりプロモーションではなくて、NFTアートそのものの今後の価値をすごく感じて、コレクターとして欲しくなったということです。

そこはすごく変わってきたのではないかと思いますし、最終的にそういったところにいけば良いと思っています。

同じ質問ですが、NYさんは、いかがでしょうか。

NY氏:実は、私はClubhouseで皆さんと結構お知り合いになっています。

そのClubhouseでお話を聞いて、刺激を受けているドイツの現代アートの方がいて、このNFTをアートと呼ぶのかどうかという議論をされていたのですが、まさにその時の話で、ジャンルとしては、今までの文脈を引き継がなくても良いのではないかと私は思っています。全く新しいジャンルが成立するという考え方をして良いと、私は勝手に思っています。

その中で浅田さんがおっしゃっていた話で、そういうコミュニティや、共有やフェアという概念が、アートの販売において具体的に成立するという状況があるので、ここから、新しいアートのジャンル・文化というものができていけばいいなと、私は嬉しく思っております。

高氏:デジタルアートの世界はとても奥深く、先ほどお話がでたプログラマブルという、アートが自動的に変化したり、今までのフィジカルでは表現の難しいものも、デジタル化することによって、価値も含めていろいろと出てきているので、どんな未来があるかというのは、想像がつかないほど楽しい世界が待っていると期待しております。

NFTマーケットに期待すること

登壇者集合写真

高氏:最後のトークテーマになります。

実際に、NFTマーケットを利用して皆さんも売買するわけですが、我々のnanakusaのようなNFTマーケットが世界にはたくさんあります。今後アーティストとして、そういったマーケットに対してどういうことをしてほしいとか、今のnanakusaのここはダメだという点も含めて、忌憚のないお話をしていただければと思います。

TOUNNEさんからお願いします。

TOUNNE氏:nanakusaに限った話ではないのですが、私は、実はバーチャルSNSプラットフォームの「cluster」のCGデザイナーでもあるのですが、それとはまた別に一個人としての思いを申し上げますと、今後、アート・NFTマーケット・バーチャルSNSプラットフォームが繋がり、バーチャル生活圏にNFTが浸透していけば良いと思っています。

例えば、バーチャル世界に自分の家があって、そこに自分が買ったNFTなどを展示して、友人たちが集い、その友人のアバターもアーティストが作り、それもNFTになっていて、また、そのアバターと一緒にイベントに行き、そのイベントのチケットもNFTになっていて、さらには、VRなのでイベント会場自体がワールドとして売買されるような世界で、そういったものがアーティストに報酬として還元され、それがモチベーションになって、また新しい作品を作っていくという。

バーチャル世界なら、全てがキャンバスになるような、全てが作品になり得るような、そういう世界でデジタルアーティストが活動できたらすごく楽しいだろうなと思っています。

高氏:今の話はすべて本当に実現できる世界ですね。

暗号資産(仮想通貨)では、トークンエコノミーという経済圏の話があります。

NFTアートエコノミー的な、そういったNFTを使ったすべての活動がNFT化していくということは、すでに皆さんの想像の中にはできていて、それがもの凄いスピードで実現しているので、今のTOUNNEさんのお話のような世界は、場合によっては、年内にはある程度できあがってくるのではないかと思います。

それから、プラスVR・メタバースな世界の話も、NFTやブロックチェーンと相性が良いですし、clusterでやっていらっしゃるのでお分かりかと思いますが、そこもどんどん「NFT×NFT」というところで進化していくので、ここも楽しみにしたいです。

弊社の話になりますが、nanakusaもそういうメタバースな部分でも、よりいろいろな仕掛けができればいいなと思っていますので、ここは私自身もやっていきたいと思います。

では浅田さん、いかがでしょうか。

浅田氏:nanakusaの公認アーティストとして活動させていただいていて、私が素晴らしいと思うのは、開発の方々が表に出て、アーティストとコミュニケーションをとり要望を聞いて、それをすぐアップデートして改善してくれるという点が素晴らしいと思っています。常にアップデートしていく形で育っていくプラットフォームなので、これからどんどん進化して……。

高氏:良いことを言いますね。まさにそれは「共創」ですね。共に創る、共創プラットフォームですね。

浅田氏:インタラクティブというか、そういう形でどんどん進化していってほしいと思うのと、これからも私たちアーティストの声をどんどん拾って、素晴らしいプラットフォームになってほしいというのが1つです。

それから、もっとワールドワイドに世界に広がっていってほしいという思いと、アーティストもたくさんいますが、コレクターの方々もとても大事なので、アーティストも育て、コレクターも育てる、そういったプラットフォームにしていっていただきたいです。

高氏:コレクターはその通りでして、我々マーケットプレイスに限らず、他のセッションに登壇する各事業者も、NFTも含めてコンテンツというのは、やはり回さないといけないので、作る側とそれを求めて購入する側の世界というのは、ある程度しっかりと設計をすることはすごく大事だと思っています。

元々、私自身がデザインやアート系にそんなに知見のない中で、今回NFTマーケットをリリースする上で、コミュニケーションをとるのは当然だと思っていました。

よかれと思い作ったとしても、ウケなければ意味がありませんし、作る側が使いたくなるようなマーケット、そういったUI・UXも含めてやるのはすごく大事だと思っていました。

コレクターに関しては、私自身がコレクターにならなければ分からないと正直思っていましたので、最近、高額NFTを落札しまくり、コレクターとしてコレクションをしているモチベーションを自分自身で作ろうかなという思いが実はあって、コレクションし始めています。

そうすると、やはり見せたくなりますね。

私が買った武田双雲さんやゴッドテイルさんは、僕のプロフィール画像なんです。

NY氏:すごかったです。

高氏:自己顕示欲の塊のような絵にしてもらったのですが、私自身の画像がモデルであったとはいえ、1つのアートですし、コレクションとしてやはり皆さんに見ていただきたいです。

実際のフィジカルアートは見せないとか、コレクションしているものをあまり表に出さないような話もあると、コレクターの方から話を聞いています。

逆にブロックチェーンを活用するNFTは、ウォレットアドレスがわかれば、この人が何を持っているか見られるような世界です。ですから、自分のウォレットを見られた時に、持っているNFTに関して、「え?何これ?」「すごいの持ってるじゃん!」と言わるような、そういったモチベーションを与えたいですし、まずは、そのモチベーションを自分が持ちたいという気持ちがあって、nanakusaをやりながらも、私自身もnanakusaのコレクターとして、NFTアートを買っていこうと思います。

それから、今回nanakusaの公認アーティストのコミュニティを作りましたが、コレクターコミュニティもしっかり作っていきますので、皆さん、期待していただければと思います。

ではNYさん、お願いします。

NY氏:私は、ズバリ、お金ですね。

マネタイズをとにかくマーケットプレイスで……。

高氏:でも、それは一番大事ですよ。

NY氏:私の知人に、アートで食べているお金のない人たちがたくさんいて、皆さん正社員になるのを断って、絵を描く時間を作り、地道に展示をして販売をしているという、すごく尊敬すべき方々がいます。

作品がお金になって生活費を賄い、次の作品を作るエネルギーになるという状況が発生しないと、やはり作家としてはかなり厳しいですし、業界全体で考えても厳しいと思います。

そう考えると、私は、マネタイズに関してはもの凄く注目しているというか、画廊に勤めていた時期もあったので、そういう状況は結構見てきましたが、本当にコレクターの方を引きつけるnanakusaさんや、そういったお金に繋がるようなアクションをやっていただけるマーケットプレイスを、私としては強く切望しております。

高氏:今のお話もしっかりと胸に刻みます。

浅田氏:すいません、一点だけ、先ほど言いそびれたので。

高氏:では、浅田さんどうぞ。

浅田氏:今メタバースの中でギャラリーを作ったりしていて、そういう表現もリアル空間の中で映像表現していたのですが、今もうバーチャルになったらクリプトボクセルズで、今後、VRやXRなど、表現が広がっていく中で、例えば動画や静止画というフォーマットに落とさなければいけないのですが、もっと空間自体を体験できるようなプラットフォームやマーケットプレイスもそういったところに広がっていくと良いのではないかと思い、将来的には期待したいところです。

高氏:めちゃくちゃ大事だと思います。

今はないですが今後のイメージは、nanakusa上にショップフロント的なものがあって、活動されている個人アーティストの方々のマイショップがあって、そこがいわゆる自分たちのギャラリーになっていて、これがメタバースの世界になっている。そういったものを目指したいと本当に思っています。

せっかくブロックチェーンになり、デジタルになり、NFTになり、そしてすごく相性の良いメタバースが、外部サービスとしてこのように盛り上がりを見せているので、そこは体験という意味でも目指したいです。

欲しくなるモチベーションというのは、ディスプレイ上で絵を見るのではなくて、それがまさにメタバースな世界だからこそ、リアルに表現している周りの演出も含めて、そういったもので表現できるからこそのデジタルアートのそういったマーケットみたいなものは感じてはいます。あとは創るだけですね。

浅田氏:お願いします。

高氏:しっかりと、一つ一つ創っていきたいと思っております。

NY氏:期待しています。

高氏:ありがとうございます。

今後のアーティスト活動でやってみたいこと

TOUNNE氏登壇写真2

高氏:今後のアーティスト活動でやろうとしていることや構想していることなど、ぜひ次の作品の予告をお一人ずつ、お願いします。

TOUNNEさん、お願いします。

TOUNNE氏:やはり、VR作品を売りたいと思っていまして、ワールド自体を売りたいです。

最近、OpenSeaさんがFBX(3Dファイル形式)をアップしていて、それで見ることができるようになりました。あのような感じで、ワールド自体、作品として作っていきたいと思っています。

高氏:そういう世界は、さすがXRアーティストですね。ぜひ期待して、楽しみに待ってもらいましょう。

その場合、nanakusaでこういう機能が必要というものがありましたら、ぜひ言ってください。

TOUNNE氏:ぜひ、その機能を付けて欲しいです。

高氏:ありがとうございます。その詳細は、のちほどお願いします。

では浅田さん、次回の作品予告をお願いします。

浅田氏:私は元々VJだったので、空間で体験する映像に興味があります。やはりメタバースの中でVJをやっていきたいです。VR空間の中でVJをやっていくというのは、今後やっていきたいことの1つです。

高氏:リアルと連動するようなものはいかがでしょう。

浅田氏:そういったことにもすごく興味があって、リアルとバーチャルとのコラボレーションはやりたいですね。

高氏:準備していますよね。

浅田氏:略称CAWAというアジア最大級NFTアートの祭典「Crypto Art Week Asia(クリプトアートウィーク・アジア)」というものがあって、シンガポールに本部があるのですが、現在、その東京の企画をしております。東京の主催側を運営していて、バーチャル空間の中のギャラリーとリアル展示を、実際にアーティストさんを募って行う計画です。

NFTは、今までブラウザで見て、体験としてコンピューターに向かうことは多かったのですが、それをリアル空間、実際にアート体験という空間に出してみたいというところで、リアルなNFT展示を今後やっていきたいと考えています。

高氏:いわゆるNFTアートギャラリーフェアですよね。どこかに会場があって。

浅田氏:会場は世界中というかアジア中心ですが、100箇所ぐらいのクリプトボクセルズといわれる、NFTで土地を売買している空間があるのですが、私もパーセルをいくつか持っていて、そこをバーチャル会場にして、私の場合はin TOKYOなので、東京、日本のアーティストさんを中心に集めて、それがおそらく100個ほど接続されて、国際的にというかボーダーレスに繋がり、アーティストさんやコレクターさんなど、いろいろな方々が交流するというものです。

高氏:軽く言っていますが、すごいイベントじゃないですか。

浅田氏:そうですね。

かなり有名な方、メタコバンさんや、Beepleの方々、あの方もスピーカーで出ますし、かなり豪華なスピーカー陣や参加アーティストがいます。

高氏:それは、7月開催でしたっけ。

浅田氏:7月9日から17日ですね(既にイベントは終了しております)。

高氏:続報を待っていただいて、本日聴いていらっしゃる方も、おそらく今の話に興味を持っていただいていると思います。

我々も何かお手伝いできることあれば、やりたいと思います。

ではNYさん、次回予告をお願いします。

NY氏:一応、7月にクリプトアートをリアル展示する個展を予定しています。

高氏:ここにもまた、リアルの個展を。皆さん活動がすごいですね。

NY氏:一番挑戦したいのは、データサイエンスというか、人の流れや、そういうデータを基にしたプログラマブルな作品を作りたいと思っています。

高氏:もうすでにNYさんの作品は、先ほどいった墨の絵を描いたキャンバスをスキャンして、そこからデジタルという、十分プログラマブルな感じがしますが、ここからまたプログラマブルな感じなんですね。

NY氏:そうですね。常に変化するような作品ができたら嬉しく思います。

高氏:先ほどちょっと触れましたが、ここは深いアートの話で、今後どういうものになっていくか、最先端的なチャレンジという感じがします。

NY氏:すでにやられている方がいらっしゃるので、凄いと思っています。

高氏:すごいですね。

アーティストの方々それぞれが個展を準備するほど、皆さんの活動の幅が広がっているというのは、今年のNFTアートのブームがどこまでこの先続くのかというのが期待できるような、本当に面白いトークだったと思います。

登壇者集合写真2

登壇者集合写真3

NY氏登壇写真2

TOUNNE氏登壇写真3

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