ココネ:セッショントーク

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2022年7月11日に開催された「Non  Fungible Tokyo 2022」のセッション “ココネ:セッショントーク”をレポートします。

高山 大介 (たかやま だいすけ) 氏
ココネ株式会社 / 執行役員 CTO
2010年にNHN ST株式会社入社。その後、グリー株式会社、株式会社マネーフォワードを経て、2017年ココネ株式会社に入社。2022年、ココネ株式会社CTO(最高技術責任者)に就任。

高山氏:ココネ株式会社のご紹介をさせていただきます、よろしくお願いします。

ココネの本社は東京です。拠点は福岡、ソウル、シンガポール、エストニア、サンフランシスコ、ニューヨークにあります。福岡の拠点は元々PCのゲームサイト「ハンゲーム」の開発をしており、3年程前にココネグループとなり、現在はcocone v株式会社に社名変更しています。

ソウルオフィスは東京オフィスの次に大きなオフィスで、cocone M株式会社といいます。今回のお話にも通ずるところで、シンガポールオフィスはPOST VOYAGER、CRUSH PALETTEといった主にブロックチェーンの開発をしている拠点です。

高山氏登壇写真

私たちは、「感性をカタチに。感性を身近に。」を召命という言葉で掲げております。他社さんでいうミッションやビジョンです。召命という言葉はあえて使っており、ココネの変わらない目標としてココネ全体に位置付けられています。

私たちの創り出すサービスは利便性、有用性、機能性を目指すものではありません。人の感性の言葉にできない部分を表現できるようなサービスを提供し、より多くのお客様に弊社のサービスを通じてお客さま自身の感性を表現してもらいたいという思いが込められています。

ココネは、着飾って繋がるという要素を持ったサービスを提供させていただいております。

ココネ株式会社事業説明資料

上の画像は、昨年10周年を迎えたポケコロです。アバターやファッションを着飾ったり、チャットのシステムもあります。チャットはポケコロで遊ぶお客様同士がメッセージのやり取りをして繋がることが出来る要素を持っています。こちらはリリースから10年以上経ちますが、未だに多くのお客様に遊んで頂いているココネの主力サービスのひとつです。

ポケコロの続編にポケコロツインがあります。双子のココロといわれるキャラクター2人を着飾って遊べるサービスです。また3Dのプロジェクトのポケピアやリヴリーアイランドなどもあります。元々他社さんが開発運用していたサービスで、IPをココネが引継ぎリブートという形で一から創り出して急成長を遂げました。

このようなサービスを、弊社ではCCPというジャンルに定義しています。キャラクター(character)、コーディネイティング(coordinating)、遊ぶ(play)の頭文字を取ってCCPです。CCPのサービスは企画、デザイン、開発、運用、マーケティング等全て自社で行なっています。

では、NFTやブロックチェーンの事業についてご説明いたします。

ココネ株式会社事業説明資料2

ココネの強みは、CCP上のサービスとして可愛いキャラクターを提供していることです。世界累計1億3000万人のお客様に遊んでいただいて、制作されたアイテムは60万点以上あります。流通しているアイテムは130億個の販売実績があります。このようなデジタル資産を持つ会社です。

CCPの売上ランキングは、非ゲーム部門のランキングで似たようなジャンルのものですが、ランキング8位までの中に弊社のサービスは6個入っています。その他にも10位には農園婚活、15位にはセンシル、16位にはポケットランド等が弊社のサービスがランクインしています。

我々は感性のメタバースと世界を構築しようと考えています。CCPの根幹であるアイデンティティーは自己表現にあるのと、それを軸に自分の成りたい姿になれるように、弊社ならではの感性を提供しています。それらをベースにデジタル資産の所有権、持続可能な経済圏を構築しています。

今は、CCPを主軸に所有権、NFTを持った持続可能な経済圏の3つの軸をベースにブロックチェーン基盤の確立を目指しています。

一般的にメタバースと聞くと壮大なオープンワールドがイメージされがちですが、弊社では手の平サイズから始められるメタバース空間への拡張を目指しています。それに伴ってリリースされたのが、MOOIというガバナンストークンです。こちらはPOST VOYAGERが作る新しいトークンの生態系です。MOOI Networkには様々なエコシステムが載っており、既存のサービスをブロックチェーン化し進化させていくプロジェクトです。MOOIの名前の由来は、メタバースのMに、無限=Infinityという言葉を合わせた形です。その他にMOOI Walletというアプリも提供しています。

ココネ株式会社事業説明資料3

ココネグループとして、MOOI Networkに載った形のコンテンツの開発を複数進めています。その中の一つがリヴリーアイランドをブロックチェーン化したMeta Livlyで、直近でリリースを控えています。テーマはCCP to Earnです。

こちらは、ゲームサイクルですが既存のCCPを遊ぶサイクルを元にトークン化を行ない、資産価値として流動性のあるコンテンツとなる予定です。

ココネ株式会社事業説明資料4

次にClawKissのリリースも控えています。ヴァンパイアをテーマにしたサービスで、ホームページでも公開しています。ClawKissは「Dress to Earn」です。着飾って報酬を得るという形のサービスをテーマにしています。

ロードマップについてお話すると、MOOI Networkはリリースが完了し、直近ではMeta Livly、ClawKissが控えています。その他にも複数サービスの開発を進めており、リリースも予定しています。

最後に我々のメタバースでの強みですが、Community、Contents、Commerce、マーケティング用語で3Cといわれる用語があり、Web2時代はこれら3つがバランス良く取れてるサービスが成功するといわれていますが、Web3でも同様のことが言えるのではないかと注目しています。

これらを当てはめるとCCPのサービスで検証されたSNS要素としてコミュニティがあります。コンテンツはCCPジャンルで圧倒的なデジタル資産を保有しており、その他にもお客様が新しい価値を生み出せるようなUGCサービスの開発も進めています。

最後にコマースですが、kawaiiが生み出す経済圏として弊社の販売実績を見るとこちらも強いと思っています。

弊社の紹介は以上となります。これからもブロックチェーン事業に力を入れているココネ株式会社、何卒よろしくお願いします。ありがとうございました。

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