11月24日(土)に、「第3回 仮想通貨・ブロックチェーン業界合同企業説明会」を開催しました！
今回は、出展企業の中から株式会社メタップス様のレポートをお届けします。
Metaps Crypto Gateway ブロックチェーン事業責任者の青木 宏文 氏のスピーチ。
相談ブースの様子も交えながら、スピーチを抜粋します！
メタップスは「テクノロジーでお金と経済のあり方を変える」というミッションで事業展開しています。
マーケティング・ファイナンス・その他コンシューマー向けを展開していて、現在はブロックチェーンにも取り組んでいます。
ブロックチェーン事業へのスタンスとしては、UIの改善やUXの改革を目指しており、
『ポータル』『コマース』『トレード/決済』の3つの領域でプロダクト展開しています。
特に直近のコマース領域では”オフライン決済”と”デジタルアイテム”を進めています。
“オフライン決済”の事例として「クリプトカード」という、iTunesカードの暗号通貨バージョンのようなものを作っています。カード購入による暗号通貨チャージや、カードを利用した決済などを見据えています。
そして、店頭でQRコード決済ができるアプリ「スマートプラス」は、もともとブロックチェーン関係なくオフラインのチャネルを持っており、それに暗号通貨の機能を加えて展開していきます。
これらは規制の問題で、今は韓国を中心に展開しています。
“デジタルアイテム”は国内でもできる見通しが立っており、ゲーム領域を先行して展開しています。直近では「DIG STAR」というブロックチェーンゲームをリリースし、「TEMX」というデジタルアイテムのマーケットプレイスも開発しています。
ポータル領域では、ウォレットを視野に入れて取り組んでおり、
トレード/決済領域では、「upxide」という取引所を韓国で運営しています。
今後は決済システムとしても取引所が役割を担ってくるはずなので、それも見据えて開発しています。
直近はゲームアイテムをメインに取り組んでいますが、私たちは将来的にはVR/AR/MRの領域を見据えています。
これらが普及すると、仮想空間で消費する時間が増大し、その中で使われるアバターや家具などのデジタルアイテムの需要が高まります。
そこで、デジタルアイテムのマーケットプレイスをゲーム領域から先行して展開している状況です。
「DIG STAR」ではキャラクターをトークン化してブロックチェーンに記録します。
アイテムの収集やカスタマイズだけでなく、将来的には融合して新しいキャラクターを生み出すなどもできるようになる予定です。
「TEMX」はアプリケーション上でのアイテム売買でユーザーが楽しむことができます。
現在は売買する対象のアイテムがERC721規格だけですが、サポートするトークン規格は随時増やしていきます。
取引はスマートコントラクトを活用しており、「Origin Protocol」というマーケットプレイス用の取引プロトコルを使っています。
さらに、”決済システムとして取引所を使う”ための開発を行っており、ユーザーが取引所に持っているアカウントから直接売買するという仕組みも開発しています。
これによって取引所からウォレットに移す手間を省けるなど、UI/UXの改善になります。
開発姿勢としては、
ミドルウェア領域は標準化技術をできるだけ使うことにより、開発コストを下げたり、他のアプリケーションとの連携を柔軟にできるように開発しています。
そしてブロックチェーンは今はEthereumを使っていますが、まだ様々な課題はあるため、他のブロックチェーンについても研究しています。
NFT（Non Fungible Token）のアライアンスの加盟も検討しています。
これはERC20やERC721やERC1155など、ユースケースに合わせた仕様を取り入れていくためで、また、自分たちの技術を標準化してくためでもあります。
最近では、メタップスのブロックチェーンに関する取り組みを発信するウェブサイトを公開しました。
また、技術や規制などを通じた情報発信をするブロックチェーンメディアも今後リリース予定です。
最後に、いまブロックチェーン領域で募集している職種は大きく4つです。
「サーバーサイドエンジニア」「ブロックチェーンエンジニア」「ビジネスディベロッパー」「プロダクトマネージャー」。
一部ポテンシャル採用もあるので、ブロックチェーンに熱い想いを持った方にぜひお越しいただきたいです。
質疑応答では具体的な使用技術についての質問が飛ぶなど、多くの求職者の注目を浴びる1日となりました。
第4回合同企業説明会は2019年春頃に開催予定です。
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