日本初!仮想通貨・ブロックチェーン企業限定合同企業説明会を開催 23社と358名のエンジニアの出会いの場を提供

2018年2月24日(土)、東京都千代田区で日本初となる「仮想通貨・ブロックチェーン企業限定 合同企業説明会」を開催しました。23社が出展し、当初予定を大幅に上回る358名のエンジニアが来場くださり、盛況のうちに終了しました。当日の様子をレポートします。

 

 

企画段階ではエンジニア200名を想定していたため、会場は立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。各企業の個別ブースもあっという間に整理券がなくなっていきました。企業枠は元々10社の予定でしたが、出展希望が想定を上回ったため急遽、受け入れ枠を拡大。最終的には40社ほどから申込みがあり、会場の都合でお断りをせざるを得ない状況でした。

 

 

 

今回の説明会で中心的な役割を果たしたのが株式会社グラコネ代表取締役、株式会社withB顧問の藤本真衣です。説明会の立ち上げ、出展企業誘致、参加者募集、運営まで全てを取り仕切りました。藤本は“ミスビットコイン”として、仮想通貨、ブロックチェーンの発展に2012年から尽力。国内だけではなく、海外のメディアからの取材も多数。今までの活動によってできた仮想通貨、ブロックチェーン業界での信頼関係が今回の開催のきっかけです。

藤本は説明会の冒頭の挨拶で「この業界に携わって6年目になります。6年前はビットコインをカタカナで検索してもほとんど記事が出てこないような時期でした。それでも私なりにビットコインの可能性を感じました。エンジニアでもなければ、金融の知識もありませんでしたが、何かワクワクするものを感じていました。ただ、当時は変わり者扱いでした」と、仮想通貨、ブロックチェーンに可能性を感じた当時のことを振り返りました。

さらに「この6年間でこの業界は成長しまして、たくさんの人が注目するようになったことは大変うれしいことだと思っています。ただ成長のスピードが本当に早くて、次から次へと新しいニュース、プロダクトが出てきて、毎日映画よりもエキサイティングだなと思っています」と様変わりしている業界の状況について説明しました。

 

そして話は今回の説明会を開催するに至った経緯に。

 

「エンジニア不足が深刻だということで、色々な企業の方から相談を受けるようになりました。株式会社グラコネは社名の由来の通り、gravitationとconnect、つながりを作るというコンセプトで会社を経営しています。数年ほど前からは仮想通貨、ブロックチェーンに特化した“つながり”を作るということをビジネスにしてきました。しかし、実際にエンジニアを紹介するためには準備が必要でした。そこで新しく株式会社withBを立ち上げ、この業界の人材をつなげることを始めました」

今までの活動は、ロジャー・バー氏、ジハン・ウー氏、マルク・カルプレス氏といった仮想通貨、ブロックチェーン業界のキーマンとの対談をするなど情報発信が中心だったと話した藤本。エンジニアへの期待についても語りました。

「私は今日集まってくださったエンジニアの方々をリスペクトしています。私は過去にチャレンジしたものの、コードを書くことは苦手でできませんが、皆さんの才能と仮想通貨、ブロックチェーン企業との出会いの場を作ることで、活躍して欲しいと願っています。それがソーシャルインパクトを起こせる人を増やしていくと信じています。この業界は始まったばかりです。まだこれからです」

 

 

そして今後は領域を広げていくことも発表しました。

・2018年度内:計10回のイベント開催を計画し、1万人の動員を目標

・求人情報メディアを立ち上げ

・4月中旬:第2回合同企業説明会開催

 

説明会の準備を進めていく中で、予想以上の反響に驚いたという藤本は「この業界を一緒に盛り上げていこうという声をたくさん頂きました。初期だからこそですね。ライバル同士が一緒に業界を盛り上げていく、こういう雰囲気がとても好きです。みんなで盛り上げていこうということで、色々な企業の方に出展して頂きました」と感謝を述べました。

 

そして来場したエンジニアに、多くの企業に貪欲にコミュニケーションをとって、自分の目で実際のところを確かめて欲しいと呼びかけました。

 

 

挨拶の後、出展企業は会場1と2に分かれ、それぞれの持ち時間でエンジニアへの説明をスタート。会場1、会場2共に、時には立ち見が出る盛況ぶり。代表取締役、エンジニア、人事などそれぞれの立場から、エンジニアに自社のアピールが行われました。各企業からは、開発環境や求める能力、給与といった待遇面、そして仮想通貨、ブロックチェーン企業として目指す未来についての話がありました。質疑応答も活発に行われ、開発環境や使用言語、どのようなエンジニアが求められているか、など具体的な内容が多かったことが印象的でした。

 

 

出展企業の担当者と個別に話ができるブースでは順番待ちのできる盛況ぶりでした。最初からお目当ての企業との面談を申し込むだけではなく、プレゼンを聞いて興味を持ち、ブースを訪れたエンジニアも多かったようです。

 

3社と話したというAさんに話を聞きました。Aさんは新卒3年目のエンジニアで、現在は金融機関のシステムに関わっていて、仕事で仮想通貨、ブロックチェーン関連に携わったことはまだないとのことでした。

「具体的に転職を検討しているわけではなかったのですが、ブロックチェーン、仮想通貨の技術には個人的に興味を持っています。今の自分の能力でも転職が可能だという感触を得られました」

 

中には学生の姿もありました。都内の大学に通うBさんは、WEBや映像に関わる企業でアルバイトをしています。

「今は全く仮想通貨、ブロックチェーンと関係のない会社でアルバイトをしていますが、プログラミングはしています。大学卒業後の進路はまだ決めていませんが、今日の熱いプレゼンを聞いて仮想通貨、ブロックチェーン企業にも興味を持ちました」

 

 

成長著しい仮想通貨、ブロックチェーン業界では、人材、特にエンジニアの争奪戦になっています。しかし、新しい技術であり、従来の領域で活躍しているエンジニアにとっては未知の世界だと感じる人も多いようです。各社のサービス、領域もそれぞれです。例えば仮想通貨取引所とブロックチェーン技術を他社に提供している企業ではエンジニアに求めるものも異なります。それぞれの企業がどのような未来像を描いているのか、働く環境はどのようなものなのか、プレゼンを聞き、個別ブースで話をすることで理解が深まったとの声を聞くことができました。

 

出展したC社は、「今はブロックチェーンのことが分かっていなくても構いません。何か得意な分野、こだわりがあるエンジニアと会いたいです」と求めるエンジニア像を話してくれました。

D社は「思った以上にブロックチェーン企業に関心を持っているエンジニアが多いことに驚きました。独学で勉強を進めていて、即戦力だと感じる人にも出会えました」と笑顔を見せた。

 

 

仮想通貨、ブロックチェーンの「儲かった!損した…」といった投機的な面がクローズアップされがちですが、今回の説明会にはそういう雰囲気は全くありませんでした。
むしろ、「仮想通貨、ブロックチェーンが作る未来像」「技術の先進性」といった話が会場のあちこちで聞かれたことが印象的でした。
業界に飛び込む人材を増やしていくためにも、今後展開する求人メディアの立ち上げ、第2回の合同企業説明会に注力していきます。

第2回合同企業説明会は4月中旬に開催予定です。

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