ブロックチェーンで当たり前が変わる世界-HashPortはどう戦うか?

NFT特化のブロックチェーン「Palette(パレット)」の提供や国内初のIEOを実施するなど、ブロックチェーン・暗号資産(仮想通貨)業界で強い存在感を放つ株式会社HashPort。今回は、同社で取締役COOを務める梅田祥太朗氏にお話を伺い、HashPortの強さの秘密や今後の事業展開、仕事の魅力など幅広く語っていただきました。

株式会社HashPort 取締役COO
梅田 祥太朗(うめだ しょうたろう)氏
株式会社みずほ銀行、株式会社ワークスアプリケーションズでのセールスマネージャーを経て、2017年11月にAI inside株式会社に入社。セールスの企画、実行を担当後、2019年4月より同社執行役員CRO 事業開発本部長に就任し、セールス、アライアンス、カスタマーサクセスを統括。2021年10月に株式会社HashPortの取締役COOに就任。

ブロックチェーン・暗号資産は世界を変えられる

2017年ごろにいわゆる「仮想通貨ブーム」がありましたよね。当時数多の草コインに結構な額を投入しており、結果として痛い目を見たんです。正直に言うと、暗号資産にはもう関わりたくないくらいの気持ちでした。(笑) 後々、この業界に入るなんて思ってもいませんでしたね。

2021年6月に前職のAI inside株式会社を退社しました。AI insideはベンチャーキャピタルである株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(以下、UTEC)の出資を受けており、その関係で同じくUTECの出資先であるHashPortと出会ったのです。

当時は自分自身でビジネスをしていこうという想いが強く、実際に起業し割と順調という状況でした。ありがたいことに沢山の企業様からお誘いをいただきましたが、自分の中では、どこかの企業に入社をして誰かの下で働こうという気持ちはなかったのです。そんな中でHashPortだけは他にはない可能性を感じました。

ブロックチェーン・暗号資産が与えるインパクト

それは、人の暮らしや世の中を一変させるレベルのインパクトです。ブロックチェーン・暗号資産はまさに社会のインフラレイヤーに携わる技術であり、世界に与えうる影響が桁違いに大きいということを理解し、一気に惹きつけられました。

また、HashPortの代表取締役CEOを務める吉田の、行動力とパッションに驚かされました。暗号資産・ブロックチェーンは規制や縛りが多い業界でもあり、複雑怪奇な日本のルールの中でビジネスを成り立たせるのは非常に難しいものです。その中で、業界のことを広く深く理解し、HashPortのこれからを語る吉田を見て、この人の下でなら、自分では出来ないような大きなことを一緒に作り上げていけるのでは、と思えたのです。

HashPortってどんな会社?

現在は取締役として経営全般を始め、採用・人事といった組織や管理部門を中心にリードしています。スタートアップとして当然IPOも検討しているため、これも大きな仕事の一つになっています。

実際に入社をして、HashPortはプロフェッショナル思考の会社だと感じました。会社自体はスタートアップですが、特定の領域において専門性を持って結果を出していくことを求めていく、プロファームのような雰囲気です。

一方で、私の考えるスタートアップの王道の姿は、若くして成長・成功したい人が飛び込んできて、大企業に比べより大きな裁量を持って仕事をして成長し、能力的にも経済的にも成功していくというものです。ここは吉田とも常に目線合わせをしながらも、両方のカルチャーをHashPortに求めたいと考えています。

HashPortには新卒の人や大企業で2-3年働いて転職してきた人もいるし、素晴らしい実績を持つプロフェッショナルもいます。まだ経験浅めの方、特定領域で強みを持つ方それぞれの良さをミックスした、HashPort独自のカルチャーを作りたいですね。

シナジーを持つ3事業

HashPortには以下の3つの事業部があります。

  • トークンアーキテクト事業部

海外の暗号資産プロジェクトを日本の暗号資産取引所で上場するための審査や、IEOの支援などのコンサルティングサービスを行う。加えてHashGamesなどの新規事業開発機能も持つ。

  • ブロックチェーンシステム事業部

暗号資産交換業者などのエンタープライズ向け暗号資産ウォレットの開発、提供を行う。デジタル通貨やステーブルコイン事業などの新規事業も含まれる。

  • NFT事業部

独自のチェーンであるPaletteやPLTに加え、NFTを発行・管理・流通させるプラットフォームの開発、提供を行う。

スタートアップで3つの事業部というのは多いと思うんです。1つの事業でしっかりと勝ってから縦横に展開するという流れがセオリーですが、あえて早い段階で3つの事業を展開し、むしろ運営の難易度を上げるようなことをしているのは、互いの事業にシナジーがあるからです。

例えば、IEOを希望する企業様がいたとします。そこで起こりうる規制上の問題を解決したり、その企業に寄り添って目指すものを実現させていくことはまさにHashPortの得意分野です。その後無事IEOが実現されると、その暗号資産を扱うウォレットが必要になりますが、HashPortにはウォレット開発にも強みを持っています。また、その企業様がNFTを扱う事例もあるので、こちらも我々の守備範囲となるわけです。このように、暗号資産・ブロックチェーン事業を一気通貫でカバーできることがHashPortの強みだと考えています。

ブロックチェーン・暗号資産業界で培われた嗅覚

CEOの吉田は2018年のHashPort創業以来、ブロックチェーン・暗号資産業界でチャレンジを続けてきました。これまでの業界経験による研ぎ澄まされたアンテナを持っており、業界のトレンドを素早くキャッチしてビジネスの種を見つけることに長けているのもHashPortの強さです。

私は割と守りのタイプなので、自分が社長だったら一つのビジネスをとことん育て、確実な成果を出してから別ドメインを攻めていく様な発想をしていたと思います。しかし、吉田はあれもこれもと次々に攻め手が出てくるので、一緒に働いていて飽きませんね。

HashPortがあえて厳しい環境に挑戦する理由

ブロックチェーン・暗号資産業界には無数のプロジェクトや企業が存在しますが、HashPortはIEOを行いながらIPOも目指しています。まさに、トークンエコノミーとエクイティマーケットの両サイドを取りに行こうとしているユニークな会社であり、難しい分、面白いと思うんです。

IPOを行わないなら”今”対応しなくても良いことも多々ありますし、本社を海外に移してしまえば税制面などで悩み抜かなくて良い場合もあるかと思います。あえて日本のルールに則り、ブロックチェーン・暗号資産の土俵でビジネスを行っているためにハードルは上がりますが、その分幅広い知見を得ることができます。

吉田は以前、ボストンコンサルティンググループのデジタル事業開発部門で投資・事業開発担当者として上海に赴任していました。その際に、日本が諸外国に後れを取っていると痛感した経験から、日本に根ざした運営を行っているのです。

HashPortが見据える今後の事業展開とは?

HashPortの新事業「HashGames」

前述のトークンアーキテクト事業部は新規事業開発機能も持っており、この度「HashGames」というブロックチェーンゲームスタジオ部門を設立しました。自社でのゲーム制作とゲーム会社とのコラボレーションの両軸で、ゲーム事業についても本腰を入れていきます。

この部門では、単純にブロックチェーンゲームができるというのではなく、IGOに力を入れたいと考えています。IGO(Initial Game Offering)は、ゲームアイテムを先行して販売することで資金を集め、その資金を元手にゲームを開発してリリースする仕組みです。海外ではすでに事例があり、今後日本でも人口が増えていくと考えています。

また、NFTマーケットプレイスのリリースも予定しています。HashPortでは、「Palette(パレット)」というNFTに特化したコンソーシアムブロックチェーンを提供しており、NFTを流通させる基盤を持っています。他のチェーンと比較してトランザクションの速さ、ガス代(手数料)がかからないといったメリットがあるのですが、もっとNFTの流通を気軽に行えるマーケットプレイスができないかというご要望は、以前より多くいただいていました。様々な人がより簡単にNFTに触れられる場所を提供したいですね。

NFTマーケットプレイスにおいては、日本では強いプレイヤーがおらず、グローバルでは OpenSea※1一強という状態です。HashPortがどのように特色を出すのか、なぜ今やるのかといったところはどこかのタイミングで発表させていただく予定です。

※1OpenSea(オープンシー)
2017年創業、世界最大規模のNFTマーケットプレイス。NFTの生成・管理・購入・オークション出品を行うことができる。

Web3・DAOが当たり前になる世界

HashPortに参画し始めてから、Web3やDAO※2が当たり前になる世界が近い未来にやってくるという確信めいたものを感じます。

前職のAI insideはAI技術を用いたシステムを提供する企業で、私が入社したのは2017年でした。当時はAIに何ができるのか?という懐疑的な議論もありました。AIというと機械の様なロボットみたいなものが人間の代わりに仕事をやるようなイメージがあり、いやいやそれはないでしょうという風潮がなんとなくあったわけです。

数年経った現在では、例えばお店などにいくと、画面上で人の顔が自動でトラッキングされ体温が表示されるのをよく見かけますよね。体温を検知するのはセンサーですが、人の顔を追うのはAIがやっているんです。懐疑的に捉えられていた時代から、いつの間にか普段の生活の中で当たり前にAI技術が使われる時代へと切り替わっていたんですね。

※2DAO(Decentralized Autonomous Organization)
自律分散型組織。中央集権的な管理主体を持たずに、構成員一人一人によって自律的に運営されている組織。

歴史の1ページを自らの手で作る

Web3やDAOも同じだと思うんです。実際、企業などの中央集権的な管理なしに全てが回るなんてあり得ない、そんなの広まらないでしょうと言う人が今は多いかもしれません。しかし、ここ1-2年で会社の中でDAOの様な取り組みが始まったり、副業としてDAOに参加し報酬を得たりするのが当たり前になっていくのではないでしょうか。Web3が主たるビジネスでなくとも、Web3のエッセンスを取り入れてユーザー体験を向上させる企業も出てきそうですよね。

考えられないようなことが当たり前に変わる、そんな大きな時流のうねりがここで起ころうとしています。それを仕掛けていく側に立つのは特別な体験で、これこそがインフラを作るということであり、ブロックチェーン・暗号資産業界に関わることの面白さだと思うのです。人生におけるハイライトのひとつになるであろう1ページを今まさに作っている、そのように感じています。

国家さえも注目するブロックチェーン・暗号資産

エルサルバドルがビットコインを自国の法定通貨に採用したことが、非常に大きなニュースになりました。その真逆を行く中国では、暗号資産の全面禁止を謳っています。タイでは過度な課税は業界の発展を阻害するとして、暗号資産への課税を中止しました。アメリカと日本は興味を示してはいるものの、どちらかというと保守的な姿勢ですね。

各国の暗号資産やブロックチェーンに対する対応から、自国通貨が脅かされるリスクで大胆には動けない先進国、自国のプレゼンスを変えうる大きなツールとして暗号資産に希望を見出す途上国という構図が見えてきます。

個人ではなく一国家が、ブロックチェーンや暗号資産を国策として見なし、実際に行動に移しているのは驚くべきことです。2021年は有名企業が暗号資産を資産として保有したことが話題になりましたが、さらに国レベルでもアクションが起きているのは業界にとってポジティブなニュースですね。

HashPortで働く魅力

個人的には、Web3やブロックチェーンに詳しい人に囲まれることでキャッチアップが進むというのが魅力です。ブロックチェーンが好きすぎるメンバーや会社をDAO化したいくらいの気持ちを持っているメンバーと毎日接することで、既存の固定概念が次々と塗り替えられていくことが非常に面白いと感じています。

HashPortは優秀なリサーチャーを多数抱えているため、この業界についていち早く横断的な情報のキャッチアップが進むわけです。これをビジネスで日々活用するわけですから、即ちインプットとアウトプットを繰り返していくわけで、すぐに成長していくのは想像に易いですよね。

若い世代の成長の鍵は伸びる業界・企業でチャレンジする事

ブロックチェーン・暗号資産業界自体も、HashPortという会社も伸びると確信を持って取り組んでいます。伸びる会社で働くのは成長の鍵です。伸びずらい業界で活躍できるのは、すでに十分な成功を収めて相当の経験を持った人物に限られると思うのです。やはり20-30代にはそれはまだ難しいでしょう。

一方で、会社や業界が伸びていると、どんどん新しい仕事が生まれてくるのでそれを吸収していきますよね。また会社が成長しているためその成長に自分もついていく必要があります。つまり必然的に成長を求められる環境に身を置くということです。それでいうと、HashPort以上の会社はないと考えています。

厳しさと成長は表裏一体

前述の通り、HashPortはプロ意識の高い会社です。そのため、当然レベルの高い仕事が求められます。業界知識の浅い方が入社される場合、ブロックチェーンや暗号資産についてはこれからキャッチアップしていくことになりますが、1-2ヶ月で知識を吸収し、独り立ちして、例えばビジネス職であればお客様をリード出来るくらいになってほしいというのが我々のイメージです。

直近で入社した仲間たちも、今まさに死に物狂いで勉強してくれています。その中で、みんなで力を合わせて頑張っていこうというスタートアップならではの柔らかい雰囲気を出すことは、人事周りを見ている私の役目だと思っています。プロとしての立ち居振る舞いを求められるので厳しさはありますが、自分を変えたいと思っている人やそういう会社でこそ自分の価値が出せると思う人はぜひお待ちしています。

HashPortが求める人材とは?

我々が求めているのは、何かのエキスパートである人物、もしくはブロックチェーン・暗号資産に精通している人物です。

前者のエキスパートは私自身が良い例かもしれません。私はセールスと組織作りには自信を持っています。業界知識は少ない状態で入社しましたが、暗号資産・ブロックチェーン界隈に詳しいメンバーからたくさんの情報を共有してもらい、インプットができました。逆に私は自分の専門分野で会社に価値を提供しています。このように、両者は補完関係になれるのです。

ブロックチェーン・暗号資産に精通している方の人物像としては、暗号資産やNFT、DeFi等のブロックチェーン関連サービスを実際に自らの手で触っている方です。自分で情報収集を行っており業界への理解が深く、他者に業界関連の事柄について説明ができるイメージですね。

もうひとつ、人柄のいい方というのも重視したいポイントです。同じ会社に人を傷つけるような言動をするメンバーがいたら、仕事自体楽しくなくなってしまいますよね。たとえどんなに優秀だったとしても、一緒に働く仲間たちを思いやれない人と働くことは難しいです。仕事は人生の多くの時間を費やします。会社に来たくなるような仲間と楽しく働きたいですね。

次のインターネットになりうるブロックチェーン・暗号資産

1990年代に急速に発展していったインターネットは、今では人類の暮らしになくてはならないものになりました。まさに、新しい技術が世の中を変えた瞬間です。そのインターネットユーザー数の増加ペースと暗号資産のユーザー増加ペースが同じ曲線を描いている、というデータがあり、2022年のブロックチェーンは1998年のインターネットと同じフェーズにあるんです。我々は、ブロックチェーン・暗号資産は2020年代のインターネットになると信じているのです。

そんな時流の変革の中でHashPortという会社でチャレンジするのは、人生を大きく変える機会になると思うんです。ブロックチェーン・暗号資産が大好きな方、興味はあるけどよくわからない、でも人には負けない強みを持っている方は、ぜひHashPortで活躍してみませんか?世界を変えられる力を秘めた業界で、一緒に面白い仕事をしましょう!

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