暗号資産(仮想通貨)取引所の交換業以外の取り組みにも注目!

暗号資産取引所のサービス

日本国内で暗号資産(仮想通貨)交換業を営む金融庁認定の交換業者は、24社あります(2020年7月31日現在)。暗号資産交換業者の主たるサービスは、暗号資産と法定通貨との交換サービスですが、交換業者の中には、そのベースとなるブロックチェーン技術を活用し交換業サービス以外のビジネスを展開する企業も少なくありません。

 

この記事では、暗号資産交換業者が展開するブロックチェーン業界における交換業以外のサービス(開発・実証実験中のものも含みます)について紹介していきます。

 

暗号資産交換業者の交換業以外の取り組みに注目し、ブロックチェーン業界の新たな展開について知ることは、業界の動向やブロックチェーンの可能性を知る良い機会になります。どんなビジネス・サービスがあるのか参考にしてみてください。

 

QUOINE

Liquid Distributed Ledger(Liquid分散台帳:LDL)

暗号資産取引所「Liquid by Quoine」(リキッドバイコイン)を運営するQUOINE株式会社は、金融サービスと金融テクノロジー企業向けに、自社商品を構築できるブロックチェーンLiquid Distributed Ledger(Liquid 分散台帳:LDL)を開発しています。LDLは、C++など既存のプログラミング言語でアプリ開発(スマートコントラクト)ができる環境を提供します。特定のコンセンサス・アルゴリズムに依存することなく、将来的にはその時代の最高のコンセンサス・アルゴリズムに切り替えることができるのが特徴です。

 

 

現在テストネットをローンチ(2020年2月)し、3~6か月をかけてメインネットへの移行を目指しています。Liquidの独自トークンQASHがLDLのネイティブトークンとして利用できるようになる予定です。

 

※参考:Liquidブログ

 

トークンセールプラットフォーム

Liquid(リキッド)のトークンセールプラットフォームは、トークン発行者にストレスのないトークンセールサービスを提供します。トークンセールマーケットでは、トークンの買い手は数回のクリックでトークンセールに参加できます。口座を検証する際にはベスト・プラクティス(最高の事業慣行)を遵守する、取引所へのトークン上場も可能にするサービスです。

bitFlyer/bitFlyer Blockchain

Tポイントプログラム

暗号資産取引所「bitFlyer」を運営する株式会社bitFlyerは、株式会社Tポイント・ジャパンと提携し、Tポイントをビットコインに交換できるサービスと対象加盟店にてbitFlyerウォレットでビットコイン決済をすることでTポイントが貯められるサービスを提供しています。既存のポイントサービスと提携することで、暗号資産の利用機会を広めています。

 

bitFlyer VISA プリペイドカード発行サービス

暗号資産ビットコインを使って円建てチャージができる「bitFlyer VISA プリペイドカード」を発行しています。国内外のVisa加盟店で使用できるプリペイドカードです。暗号資産の新たな顧客層の開拓と決済に関しての利便性を向上させることを目的としたサービスです。

 

bitFlyer ホワイトラベル

bitFlyer の暗号資産販売所・取引所システムを導入できる法人向けのOEMサービスです。サブアカウント方式で、暗号資産のアドレス生成、顧客との紐付け、ビットコイン預入、ビットコイン送付サービスを導入することができます。秘密鍵の保管、暗号資産アドレス生成等の資産管理や取引に関することまで、あらゆるAPIも提供されます。APIはカスタマイズも可能です。

 

bitWire SHOP

自社サイトにビットコイン決済を導入することができる暗号資産決済導入サービスです。bitFlyerの簡単な審査で、ECサイト・ショップサイト・個人サイトにも無料で導入することができます。サービスは、クレジットカード・その他決済手段より安価な手数料で、最短翌日現金化による運転資金の効率化が図れます。ビットコイン自動売却機能によりビットコインの価格変動リスクを負うことがありません。

 

Echo

Echoは、ビットコインを複数人宛に小額で送付できる法人向けサービスです。主にビットコインと自社ポイントを交換するサービスに利用されます。利用者は、bitFlyer法人アカウントを作成し、ビットコイン購入用のデポジットを入金します。API自動購入オプションにより、利用者がビットコインの在庫を抱える必要はありません。サービスでは、ユーザーのポイント交換発注に応じて、ビットコインを自動送付します。ユーザーは、bitFlyerにてビットコインを受け取ることができます(bitFlyerの口座が必要)。

 

ビットコイン専用ネット通販「ビットコインをつかう」

ビットコインで買い物ができるbitFlyerのネットショップです。サイトに掲載している全商品を、ビットコインで購入できます。bitFlyerに保有しているビットコインでも、その他ウォレットで管理しているビットコインでも支払い可能です。商品の配送先は、bitFlyerに登録済みの住所になります。

 

chainFlyer

ビットコインの仕組みをわかりやすく見える化させた、現在のビットコインブロックチェーンの様子をビジュアル化したサービスです。取引の様子やブロックがマイニング(発掘)される様子をリアルタイムで表示しています。トランザクションの承認状況の確認も可能です。

 

fundFlyer

fundFlyerは、芸術、発明品、ソフトウェア開発、イベント、防災、政治活動など幅広い分野の企画プロジェクト資金をビットコインで集めることができるクラウドファンディングサービスです。購入型または寄付型のクラウドファンディングを開始することができます。fundFlyerを利用するには、bitFlyerアカウントが必要です。

 

ブロックチェーン研究所

「ビットコイン監査ツール」「バウンサー」「ブロックチェーン・ライター」「ブロックチェーン・ドキュメント」といったbitFlyerのブロックチェーンに関する研究開発成果の一部を公開するWebサービスです。 

 

「ビットコイン監査ツール」は、ビットコインアドレスと対象日時を入力することでその時点の残高を表示することができます。「バウンサー」は、ビットコインアドレスへビットコインを送り、送付したビットコインを再び受け取ることができます。送り元のアドレスが自身の所有であることを証明することができます(マイナー手数料が必要)。「ブロックチェーン・ライター」「ブロックチェーン・ドキュメント」は、送り先アドレスを入力しメッセージを記入することで、トランザクションに特定のメッセージやファイルを追加することができます。トランザクション発生時点におけるメッセージやファイルの存在証明ができます。

 

なりすまし防止機能付きブロックチェーン投票サービスbVote

株式会社bitFlyer Blockchainが開発したブロックチェーン投票サービス「bVote」は、マイナンバーカード認証を活用した「なりすまし防止機能付き」の投票サービス。新型コロナウイルスの状況を踏まえ、遠隔地からリアルタイムで議決権行使(投票)や質問ができる、バーチャル株主総会の開催を支援する投票サービスです。

 

実際に2020年6月26日に開催されたbitFlyer Holdingsのハイブリッド出席型バーチャル株主総会にて「bVote」が使用されました。「bVote」の提供により、公正で透明性の高い株主総会の実現、株主および株主総会事務局の負担軽減をサポートします。将来的には、株主総会以外にその他会議体および各種選挙への適用等、意見集約サービスの実現を目指しています。

 

miyabi

bitFlyer Blockchainは、独自ブロックチェーン「miyabi」を提供しています。独自のコンセンサス・アルゴリズムで最速4,000件/秒のトランザクションを実現、堅牢なスマートコントラクト実行エンジンを実装し、容易なブロックチェーンサービス開発を実現します。ブロックチェーンの仕様は、プライベート、パブリック、ハイブリッド型を自由に設計でき、各種権限、ノード数など、顧客のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。ウォレット機能も標準装備しています。STOプラットフォームやサプライチェーンプラットフォームなどの立ち上げが可能です。

 https://bitflyer.com/ja-jp/ 

コインチェック

Coincheckでんき

暗号資産取引所「Coincheck」を運営するコインチェック株式会社は、「Coincheckでんき」サービスを提供しています。Coincheckでんきには、電気料金の支払いにビットコインが利用できる「ビットコイン決済プラン」や電気料金の支払いでビットコインが貯まる「ビットコイン付与プラン」があります。「ビットコイン決済プラン」では、電気料金をビットコインで支払うと通常の電気代よりもお得になります。条件によって最大で7%割引されます。また、「ビットコイン付与プラン」では毎月、電気料金の1~7%分のビットコインが付与され、Coincheckウォレットに貯まっていきます。

 

Coincheckガス

「Coincheckガス」には、東京ガスの支払いにビットコインが利用できる「ビットコイン決済プラン」や東京ガスの料金支払いでビットコインが貯まる「ビットコイン付与プラン」があります。「ビットコイン決済プラン」では、東京ガスのガス料金をビットコインで支払うと通常のガス代から3%割引になります。また、「ビットコイン付与プラン」では毎月、ガス料金の3%分のビットコインが付与され、Coincheckウォレットに貯まっていきます。

 

Coincheckアンケート

コインチェックは、国内最大手のインターネット・マーケティング・リサーチカンパニーの株式会社マクロミルと提携し、マクロミルのアンケートで貯めたポイントを、暗号資産に交換できるサービス「Coincheckアンケート」を提供しています。コインチェックに口座を開設したマクロミルユーザーなら誰でも、ポイントをビットコイン、イーサリアム、XRPのいずれかに交換できます。1回あたりの交換上限額は5000円相当ですが、何回でも交換可能です。

 

Coincheck Payment

iOSのデバイス(iPhone、iPad等)さえあれば実店舗へビットコイン決済サービスの導入ができるサービスです。手数料はクレジットカードよりも安く、初期費用、基本利用料が無料で、すぐに導入することができます。APIを利用し、オンラインショップやブログ、個人サイトにも導入が可能です。ビットコインで支払われた売り上げは、日本円での出金を申請することができます。

 

Sharely(シェアリー)

現在開発中のサービス「Sharely(シェアリー)」は、SaaS型株主総会業務支援プロジェクトです。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止をきっかけにバーチャル株主総会の開催を検討する企業向けのサービスです。Sharelyは、オンライン上で議決権行使や質問ができる「バーチャル出席型」のサービスで、バーチャル参加型の傍聴サービスと比較すると、より株主に対して平等・公平な株主総会への参加機会を提供することができます。新サービスではブロックチェーンを活用し、議決権行使の改竄リスクを排除するシステムの実装も検討中です。サービスの開始は、今年度中を予定しています。

 

Coincheckつみたて

 月々一定金額を自動で積み立てて、安定した暗号資産投資ができるサービスです。月額1万円から1,000円単位で100万円までの積み立てができます。サービスには、「月イチつみたてプラン」と「毎日つみたてプラン」の2種類があります。どちらも月1回指定した金融機関から定期的に引き落としが行われ、月イチつみたてプランでは、Coincheck指定の買付日に指定した金額で買い付けをするプラン。毎日つみたてプランでは、Coincheckが指定した買付期間の日数で割って算出された金額で買付期間中毎日買い付けをするプランで、暗号資産の買い付けが自動で行われます。取り扱い通貨は、BTC・ETH・ETC・LSK・XRP・LTC・BCH・XLM・XEM・QTUM・BAT (取扱通貨は、順次追加予定)。

 

Coincheck ステーキングサービス

ステーキングとは、暗号資産を一定量・一定期間保有することで報酬が得られるサービスです。Coincheckでは、暗号資産Lisk(LSK)のステーキングサービスを実証実験の一貫でベータ版として提供しています。同サービスは、Coincheckの口座内に一定額以上のLSKを保有(1日あたり平均10LSK以上)するユーザーを対象に、保有額に応じて定期的にLSKが報酬として付与されます。特別な手続きは不要で、条件を満たしているユーザーは自動的にステーキング報酬の分配対象になります。

 

LSKは、コンセンサス・アルゴリズムにDPoS(デリゲート・プルーフオブステーク)を採用しています。DPoSは、LSKの保有量に比例した投票権により、ブロックチェーンのブロック生成者を選定する仕組みを持ちます。投票したブロック生成者の当落と投票数に応じて投票者へブロック生成報酬が分配されます。

 

Coincheckのステーキングサービスでは、ユーザーの保有するLSKをCoincheckが口座内で預かる形で保管し、Coincheckがその保有量に応じた投票権を行使します。投票によりブロック生成報酬を獲得した場合は、ユーザーから預かっているLSKの額に応じて報酬が分配されるサービスです。LSKの付与は毎週水曜日に実施されます。 

 

NFTマーケットプレイス

 ブロックチェーン技術を用いたデジタルアセット「NFT(Non-Fungible Token)」を暗号資産と交換できる「NFTマーケットプレイス」を準備中です(2020年9月8日現在)。

 

NFTマーケットプレイスでは、ブロックチェーンゲームのキャラクターやアイテム、デジタルアート作品、不動産などNFTとして発行されるデジタル資産を、暗号資産と交換することができます。NFTマーケットプレイスは暗号資産による決済が主流のNFT取引ですが、暗号資産取引所Coincheck上にNFTマーケットプレイスを展開することで、顧客は手軽に決済が可能になります。また、CoincheckのNFT専用のウォレットを使用することにより、顧客は秘密鍵の管理をすることなく安全に取引ができます。

 

暗号資産交換業者として、業界初となるCoincheckのNFTマーケットプレイスは参加企業を募集中、2020年度内のサービス提供開始を目指しています。  

楽天ウォレット

ポイント交換サービス

楽天グループの楽天ウォレット株式会社が運営する暗号資産取引所「楽天ウォレット」は、「ポイント交換サービス」を提供しています。サービスでは、楽天グループの楽天市場や楽天カードで獲得した楽天ポイントを、楽天ウォレットが現物取引で取り扱っている暗号資産と交換することができます。交換は、1ポイント=1円相当として、最低100ポイントからの交換ができます。

https://www.rakuten-wallet.co.jp/

ディーカレット 

電子マネーチャージ

暗号資産取引所「DeCurret」を運営する株式会社ディーカレットは、普段使用している電子マネーに暗号資産でチャージができる「電子マネーチャージ」サービスを提供しています。チャージ方法には、直接チャージする方法とギフトIDの交換申請を行う方法があります。ちなみに「au PAY」には直接チャージで、「nanaco」「楽天Edy」にはギフトIDを登録(交換)することで、ギフト金額をそれぞれの電子マネー等で受け取ることができます。暗号資産取引所は、365日年中無休のため、時間も場所も選ばず利用することができます(ただしメンテナンス中を除く)。

https://www.decurret.com/

FXcoin

FXcoin暗号資産(仮想通貨)情報サイト

2019年12月24日に暗号資産交換業者として認定され、暗号資産取引所「FXcoin」を運営するFXcoin株式会社は、「FXcoin 暗号資産(仮想通貨)情報サイト」を提供しています。同社に在籍している、長年金融業界に従事してきたスペシャリストによるマーケット分析や暗号資産の最新情報やトピックスなど、資産運用のヒントになる情報が発信されています。

https://fxcoin.co.jp/

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